2019 年 4 月 10 日 — KB4493464 (OS ビルド 17134.706)
Applies To
Windows 10, version 1803, all editionsリリース日:
2019/04/09
バージョン:
OS Build 17134.706
注意: 3 月 13 日と 4 月 10 日の更新プログラムは、Windows 10 Version 1803 用にリリースされる最後の 2 つの差分更新プログラムです。 セキュリティ更新プログラムと品質更新プログラムは、高速および完全な累積更新プログラム パッケージを介して今後も入手できます。 この変更の詳細については、こちらのブログを参照してください。
機能追加および修正
この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。
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スペクター バリアント 2 (CVE-2017-5715) およびメルトダウン (CVE-2017-5754) に対する保護を VIA ベースのコンピューターに提供します。 これらの保護は Windows クライアントに対して既定で有効になっていますが、Windows Server に対しては既定で無効になっています。 Windows クライアント (IT プロ) 向けガイダンスについては、KB4073119 の指示に従ってください。 Windows Server 向けガイダンスについては、KB4072698 の指示に従ってください。 これらのガイダンス ドキュメントを使用して、VIA ベースのコンピューターに対するこれらの緩和策を有効または無効にします。
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コマンド ライン スイッチ (ssh –A) または構成設定を使用してエージェントの転送を有効にした状態で Windows Subsystem for Linux (WSL) から Secure Shell (SSH) クライアント プログラムを起動しようとすると発生する STOP エラーを修正します。
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ノード操作中に例外がスローされた場合、MSXML6 を使用するアプリケーションが応答しなくなる問題を修正します。
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Internet Explorer 10 のインターネット設定のグループ ポリシーの基本設定 (GPP) を含むグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を編集すると、グループ ポリシー エディターが応答しなくなる問題を修正します。
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フォントごとの外字 (EUDC) を有効にすると発生する問題を修正します。 システムが動作しなくなり、起動時にブルー スクリーンが表示されます。 アジア以外の地域では、これは一般的な設定ではありません。
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PatBlt API を使用して埋め込みオブジェクトを Windows メタファイル (WMF) に配置すると、複合ドキュメント (OLE) サーバー アプリケーションで、埋め込みオブジェクトが正しく表示されないことがあります。
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Microsoft Scripting Engine、Windows アプリ プラットフォームおよびフレームワーク、Windows ストレージおよびファイルシステム、Windows Server、Windows Graphics、Windows Input および Composition、Windows カーネル、Windows Virtualization、Windows MSXML、および Microsoft JET Database Engine を対象としたセキュリティ更新プログラム。
以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
解決したセキュリティの脆弱性の詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。
この更新プログラムの既知の問題
現象 |
回避策 |
この更新プログラムをインストールした後、Internet Explorer 上で、アプリケーション プロトコル ハンドラー用のカスタム URI スキームからローカルのイントラネット サイトおよび信頼済みサイトに対応するアプリケーションが起動しない場合があります。 |
この問題は KB4493437 で解決されています。 |
この更新プログラムをインストールした後に、可変のウィンドウ拡張を使用するように構成された Windows 展開サービス (WDS) サーバーから、Preboot Execution Environment (PXE) を使用してデバイスを起動しようとすると問題が発生することがあります。 この問題により、イメージのダウンロード中に WDS サーバーへの接続が中断することがあります。 この問題は、可変のウィンドウ拡張を使用していないクライアントまたはデバイスには影響がありません。 |
この問題は KB4503286 で解決されています。 |
名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV) 上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、“STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)” というエラーで失敗する場合があります。 このエラーは、管理者特権を持たないプロセスから CSV 所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。 |
次のいずれかの操作を行います。
マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。 |
この更新プログラムの入手方法
この更新プログラムをインストールする前に
マイクロソフトは、最新の累積更新プログラム (LCU) をインストールする前に、お使いのオペレーティング システム用の最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることを強くお勧めします。 LCU をインストールし、マイクロソフトのセキュリティ修正プログラムを適用するときに発生する可能性がある問題を緩和するために、SSU によって更新プログラム プロセスの信頼性を向上します。詳細については、「サービス スタック更新プログラム」を参照してください。
Windows Update を使用している場合は、最新の SSU (KB4485449) が自動的に提供されます。最新の SSU のスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログにアクセスしてください。
この更新プログラムのインストール
この更新プログラムは、Windows Update から自動的にダウンロードおよびインストールされます。 この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。
ファイル情報
この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、 累積的な更新プログラム 4493464 のファイル情報をダウンロードしてください。