Applies ToWindows 10, version 1607, all editions Windows Server 2016, all editions

リリース日:

2017/10/17

バージョン:

OS ビルド 14393.1794

機能追加および修正

この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 新しいオペレーティング システム機能は導入されていません。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

  • Out of Box Experience が完了した後に、まれにフォントが破損することがある問題を修正しました。 この問題は、複数の言語パックがインストールされたイメージで発生します。

  • OS Updates 14393.1670 から 14393.1770 をインストールした後に、高速インストール ファイルを使用して更新プログラムをダウンロードする処理が失敗する問題を修正しました。

  • ファイル サーバー上の共有にアクセスしようとすると、エラーが発生する問題を修正しました。

  • Windows エラー報告で、不適切なアクセス許可で再作成された一時フォルダーにエラー レポートを保存できず、 代わりに一時フォルダーが誤って削除される問題を修正しました。

  • サーバーがクラスター化された MSMQ ロールをホストしているときに、MSMQ パフォーマンス カウンター (MSMQ キュー) がキュー インスタンスを設定できない問題を修正しました。 

  • Next Generation Credentials (Windows Hello) サービスの RPC ポートを制限すると、ログインするときにシステムが応答を停止する問題を修正しました。 

  • Personal Identity Verification (PIV) スマート カードの PIN がアプリケーションごとにキャッシュされない問題を修正しました。 この問題により、PIN のプロンプトが短時間で複数回表示されます。 通常、PIN のプロンプトは 1 回のみ表示されます。 

  • キュー サイズが増えたときの M.2 NVMe SSD スループットを改善しました。

  • Volsnap を使用して Windows イベント トレーシングを実行すると、エラー 0x50 が返されることがある問題を修正しました。

  • Robocopy ユーティリティを使用して、ドライブ文字としてマウントされている SharePoint ドキュメント ライブラリをコピーすると、ファイルのコピーに失敗する問題を修正しました。 ただし、このシナリオでは、Robocopy によるフォルダーのコピーは成功します。 

  • 単一の 4 GB リージョンから 64 ビット DMA 要求を実行するミニポートでエラーが発生し、システムが起動できないことがある問題を修正しました。

  • ディスクとその S2D クラスター間の通信が失われ、エンクロージャの障害ドメインの記述子が古くなる問題を修正しました。

  • Windows Server 2016 Storage Spaces Directory (S2D) 展開で、read 関数を実行するときにプール構成ヘッダーの更新が発生する場合、STOP エラーが発生することがある問題を修正しました。

  • UEFI ベースのユーザーが、UEFI ベースのジェネレーション 2 VM を事前にステージングして、Windows セットアップを自動的に実行することができる問題を修正しました。 

  • 不適切なキャッシュ動作のために、AD 機関要求が不適切な ID プロバイダーに誤ってリダイレクトされることがある問題を修正しました。 この問題は、Multi-Factor Authentication などの認証機能に影響する可能性があります。

  • WS2012R2 ファームと WS2016 AD FS ファームが混在している環境で、AAD Connect Health を使用して (詳細監査機能を使用して) AD FS サーバーの正常性を正しい忠実度でレポートする機能を追加しました。 

  • 2012 R2 AD FS ファームから AD FS 2016 にアップグレードするときに、ファーム動作レベルを実行する PowerShell コマンドレットがタイムアウトで失敗する問題を修正しました。 この問題は、証明書利用者信頼が多数あるために発生します。

  • RMS テンプレートにユーザー権限を追加すると、Active Directory RMS 管理コンソール (mmc.exe) が予期しない例外で動作しなくなる問題を修正しました。 

  • 別のセキュリティ トークン サーバー (STS) に要求のフェデレーションを実行している場合に WCT パラメーター値を変更すると、AD FS によって認証エラーが発生する問題を修正しました。 

  • SPN と UPN の一意性機能を更新し、フォレスト ルート ツリー内と、そのフォレスト内の他のツリー全体で動作するようにしました。 更新された NTDSAI.DLL では、フォレスト全体で重複する SPN または UPN をサブツリーで追加できなくなります。 

  • RemoteApp アプリケーションを閉じた後に、言語バーが開いたままになり、セッションが切断されない問題を修正しました。 

  • アプリケーションのディレクトリに関係なく、Server 2016 上の RemoteApp の作業ディレクトリが %windir%\System32 に設定される問題を修正しました。

  • USBHUB.SYS によってメモリ破損がランダムに発生し、診断が非常に困難なシステム クラッシュがランダムに発生する問題を修正しました。

  • Windows 10 1607 にアップグレードするときに、ServerSecurityDescriptor レジストリ値が移行されない問題を修正しました。 この問題の結果、ユーザーは Citrix Print Manager サービスを使用してプリンターを追加できなくなる可能性があります。 また、クライアントがリダイレクトしたプリンター、Citrix ユニバーサル プリント ドライバー、または Citrix ユニバーサル プリント ドライバーを使用するネットワーク プリンター ドライバーに印刷できなくなる可能性があります。

  • インスタンス ID が更新されたサーバーの場合にポリシーがプッシュされない問題を修正しました。 この問題は、古いサーバー リソースの削除を、ホストからの NIC (ポート プロファイルの変更) に関する通知と同期するときに発生します。

  • RootDse の属性 FixupInheritance を 1 に設定して、セキュリティ記述子の伝達 (SDPROP) を手動でトリガーしたときに、SD の伝達が動作しなくなる問題を修正しました。 この問題により、この属性を設定した後に、Active Directory オブジェクトに対する SD の伝達とアクセス許可の変更が、子オブジェクトに伝達されません。 エラーはログに記録されません。

  • Windows Server 2016 の ltotape.sys に LTO8 テープ ドライバーのサポートを追加しました。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

解決したセキュリティに関する脆弱性の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。

Windows Update クライアントの機能強化

マイクロソフトは、Windows Update の信頼性向上のために、Windows Update クライアントに直接更新プログラムをリリースする予定です。 この更新プログラムは、最新の更新プログラムがインストールされておらず、現在管理されていない (たとえば、ドメインに参加していない) デバイスのみに提供されます。

この更新プログラムの既知の問題

現象

回避策

この更新プログラムをインストールすると、Microsoft JET データベース エンジンに基づくアプリケーション (Microsoft Access 2007 以前または Microsoft 製以外のアプリケーション) が Microsoft Excel .xls ファイルを作成するときまたは開くときに失敗することがあります。 “外部データベース ドライバー (1) で予期しないエラーが発生しました。 (Microsoft JET データベース エンジン)" というエラー メッセージが表示されます。

Microsoft Access Database Engine 2010 再頒布可能ファイルをダウンロードしてインストールし、プロバイダーとして ACE を使用するように Microsoft Excel の DB 接続文字列を変更します。 例: Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0 を Provider=Microsoft.ACE.OLEDB.12.0 に変更します。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

KB4041688 をインストールすると、JavaScript と asm.js を使用するユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションが動作しなくなることがあります。

アプリケーションをアンインストールします。 アンインストールが完了したら、再インストールします。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

(コントロール パネルの [ディスプレイ設定] を使用して) アイコンの文字サイズを大きい値に設定している場合、Internet Explorer の起動時に問題が発生することがあります。

アイコンの文字サイズを小さい値に減らすか、[すべての項目のサイズを変更する] 設定を使用すると、この問題を軽減できます。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

この KB をインストールした後、SQL Server Reporting Services (SSRS) を使用している Internet Explorer 11 ユーザーは、スクロール バーを使用してドロップダウン メニューをスクロールできなくなることがあります。

この問題は KB4053579 で解決されています。

KB4041688、KB4052231、または KB4048953 をインストールすると、エラー "CDPUserSvc_XXXX は動作を停止しました" が表示されます。 また、アプリケーション イベント ログにイベント ID 1000が記録されます。 svchost.exe_CDPUserSvc_XXXX が動作を停止し、障害の発生したモジュール名は "cdp.dll" とログに記録されます。

この問題は KB4053579 で解決されています。

 

この更新プログラムの入手方法

この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。  

ファイル情報

この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、 累積的な更新プログラム 4041688 のファイル情報をダウンロードしてください。

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