Applies ToWindows 10, version 1607, all editions Windows Server 2016, all editions

リリース日:

2017/11/27

バージョン:

OS ビルド 14393.1914

機能追加および修正

この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 新しいオペレーティング システム機能は導入されていません。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

  • コンピューターを 3 台以上の USB 3.0 ディスプレイ デバイスに接続すると、画面の表示コンテンツにティアリングやスクランブルの乱れが生じる問題を修正しました。 この問題は、接続されているディスプレイ デバイスの 1 台以上でコンテンツを変更したときに発生します。

  • 複数のサービスが同じ組み込みアカウント (NetworkService や LocalService など) を使用しているときに、サービスを開始できない問題を修正しました。 この問題が発生すると、失敗したサービスから "ログオンに失敗したため、サービスを開始できませんでした" または "指定されたログオン セッションは存在しません。 そのセッションは既に終了している可能性があります” というエラーが報告されます。

  • Credential Guard が有効な場合、資格情報が保存されているスケジュール済みのタスクが実行に失敗する問題を修正しました。 タスクが失敗すると、イベント ID 104 と次のメッセージが報告されます。 “タスク スケジューラは、‘\Test’ にログオンできませんでした。 ‘LogonUserExEx’ でエラーが発生しました。 ユーザー操作: タスクの資格情報が正確に指定されていることを確認します。 追加データ: エラー値: 2147943726。 2147943726 : ERROR_LOGON_FAILURE (ユーザー名またはパスワードが正しくありません)。"

  • ドライブの BitLocker の復号化または暗号化中に、暗号化ファイル システム (EFS) で保護されたファイルが破損することがある問題を修正しました。

  • Windows 情報保護が有効なファイル サーバーから Microsoft Office ファイルを開くと、“ドキュメント xxxx を開けませんでした” というエラーで失敗する問題を修正しました。

  • ノードで障害が発生している、またはノードから削除されている記憶域スペース ダイレクト (S2D) ドライブが、管理ツールで誤って正常と報告される問題を修正しました。 Get-Physical Disk、サーバー マネージャー、フェールオーバー クラスター マネージャーなどのツールでこの問題が発生します。

  • ノードを S2D クラスターに再追加した後に、修復ジョブが停止したままになることがある問題を修正しました。

  • 記憶域スペースの修復が未完了の場合、不適切なメタデータが生成され、以降の修復が動作しなくなることがある問題を修正しました。

  • MS16-111/KB3175027 を適用した後に発生する services.exe のトークンのリークに関する問題を修正しました。 この問題が発生すると、カーネル セッション オブジェクトのリークが発生し、時間経過に伴ってシステムのパフォーマンスが低下します。 この問題は、一般的に多数のユーザー ログオンが発生するターミナル サーバーの実装に影響があります。

  • 既存のセッションに再接続し、そのセッションへの最初の接続から再接続の間にポリシーが変更された場合、リモート デスクトップのクリップボードのリダイレクト ポリシーが反映されない問題を修正しました。

  • 英語以外の言語環境で、フェールオーバー クラスターの構築時に OEM OOBE プロセスが完了しない問題を修正しました。 このプロセスは、“指定された名前の統合コンポーネントが見つかりませんでした。” というエラー メッセージで失敗します。

  • 直接アクセス記憶デバイスのファイル システム形式を照会するときのパフォーマンスを改善しました。

  • 応答しないクラスター化されたドライブを処理する場合のクラスタリング正常性ポリシーに関連する問題を修正しました。 応答なしの条件の場合、既定でドライブの使用は中止されます。 応答なしのリセット修復の頻度が高すぎます。

  • ユーザーが同じネットワークに接続しようとしたときに (ウィンドウの外をクリックするなどして) サインイン ダイアログを意図せずに閉じて、その後にサインイン ダイアログが表示されなくなるネットワークのフライアウトの問題を修正しました。

  • ボリュームの管理に仮想ディスク サービスを使用するアプリケーションについて、起動時のパフォーマンスを改善しました。

  • x86 および x64 ベース システム上の一部の Epson SIDM (Dot Matrix) および TM (POS) プリンターで印刷できなくなる影響がある問題を修正しました。 この問題は KB4048953 に影響があります。

  • 動的メモリ (DM) によってメモリの占有領域が変わった後に仮想マシンを再設定すると、VmCompute プロセスが動作しなくなる問題を修正しました。 この問題は、Non-Uniform Memory Access (NUMA) ノードにまたがるメモリ割り当てが無効で、DM が有効な場合に発生します。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

解決したセキュリティに関する脆弱性の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。

Windows Update クライアントの機能強化

マイクロソフトは、Windows Update の信頼性向上のために、Windows Update クライアントに直接更新プログラムをリリースする予定です。 最近の更新プログラムがインストールされていないデバイスにのみ影響があります。

この更新プログラムの既知の問題

現象

回避策

この KB をインストールした後、SQL Server Reporting Services (SSRS) を使用している Internet Explorer 11 ユーザーは、スクロール バーを使用してドロップダウン メニューをスクロールできなくなることがあります。

この問題は KB4053579 で解決されています。

KB4041688、KB4052231、または KB4048953 をインストールすると、エラー "CDPUserSvc_XXXX は動作を停止しました" が表示されます。 また、アプリケーション イベント ログにイベント ID 1000が記録されます。 svchost.exe_CDPUserSvc_XXXX が動作を停止し、障害の発生したモジュール名は "cdp.dll" とログに記録されます。

この問題は KB4053579 で解決されています。

この更新プログラムをインストールすると、Credential Guard が有効なサーバーが、"システム プロセス 'lsass.exe' は、状態コード 1073740791 で突然終了しました。 システムをシャットダウンし、再起動します" というエラーで突然再起動することがあります。

アプリケーション ログのイベント ID 1000 には次のように表示されます。

'C:\windows\system32\lsass.exe' は、状態コード 1073740791 で突然終了しました

障害が発生しているアプリケーション: lsass.exe、バージョン: 10.0.14393.1770、タイム スタンプ: 0x59bf2fb2

障害が発生しているモジュール: ntdll.dll、バージョン: 10.0.14393.1715、タイム スタンプ: 0x59b0d03e

例外: 0xc0000409

この問題は KB4077525 で解決されています。

 

この更新プログラムの入手方法

この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。  

ファイル情報

この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、 累積的な更新プログラム 4051033 のファイル情報をダウンロードしてください。

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