Applies ToWindows 10, version 1703, all editions

リリース日:

2017/10/10

バージョン:

OS ビルド 15063.674

機能追加および修正

この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 新しいオペレーティング システム機能は導入されていません。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

  • 一部の UWP および Centennial アプリに灰色のアイコンが表示され、起動時にエラー メッセージ "アプリを開くことができません" が表示される問題を修正しました。

  • AppReadiness サービスが動作しなくなる信頼性の問題を修正しました。

  • Silverlight マップ スタックを使用するアプリケーションが動作しなくなる問題を修正しました。

  • VSync によって、デバイスが Panel Self Refresh モードに移行できなくなり、バッテリ残量が減る問題を修正しました。

  • Windows 10 1703 にアップグレードすると、一部のスタート レイアウトに設定されたユーザー カスタマイズ (タイルのピン留めなど) が失われる問題を修正しました。

  • 大規模なプロジェクトの場合、Universal CRT によってリンカー (link.exe) が動作しなくなる問題を修正しました。

  • Windows エラー報告で、不適切なアクセス許可で再作成された一時フォルダーにエラー レポートを保存できず、 代わりに一時フォルダーが誤って削除される問題を修正しました。

  • サーバーがクラスター化された MSMQ ロールをホストしているときに、MSMQ パフォーマンス カウンター (MSMQ キュー) がキュー インスタンスを設定できない問題を修正しました。

  • トークンをリークし、その結果、ログオフ後もセッションが割り当てられたままになるトークン ブローカーに関する問題を修正しました。

  • Personal Identity Verification (PIV) スマート カードの PIN がアプリケーションごとにキャッシュされない問題を修正しました。 この問題により、PIN のプロンプトが短時間で複数回表示されます。 通常、PIN のプロンプトは 1 回のみ表示されます。

  • ユーザー証明書の暗号化がコンピューターにまだ存在しない場合、Cipher.exe /u ツールを使用したデータ回復エージェント (DRA) 暗号化キーの更新が失敗する問題を修正しました。

  • AppLocker を使用した最新アプリケーションのブロックが失敗する問題を修正しました。 この問題は、Windows にプリインストールされている最新アプリケーションでのみ発生します。

  • Internet Explorer のフォーム送信に関する問題を修正しました。

  • Internet Explorer のグラフィック要素のレンダリングに関する問題を修正しました。

  • Internet Explorer で要素がフォーカスを受け取ることができない問題を修正しました。

  • Internet Explorer ウィンドウのドッキングとドッキング解除に関する問題を修正しました。

  • Internet Explorer のポップアップ ウィンドウによって発生する問題を修正しました。

  • ベンダー API によって予期せずにデータが削除される問題を修正しました。

  • Robocopy ユーティリティを使用して、ドライブ文字としてマウントされている SharePoint ドキュメント ライブラリをコピーすると、ファイルのコピーに失敗する問題を修正しました。 ただし、このシナリオでは、Robocopy によるフォルダーのコピーは成功します。

  • MDM USB 制限によって想定どおりに USB が無効にならない問題を修正しました。

  • 新規インストールの OS で iSCSI セッションを作成すると、ターゲットに接続しようとしたときに "イニシエーター インスタンスが存在しません" エラーが発生することがある問題を修正しました。

  • Azure App Proxy を使用して公開されている RDS アプリケーションへの接続が失敗する問題を修正しました。 エラー メッセージは、“このコンピューターは、リモート デスクトップ ゲートウェイ サーバーに接続できません。 サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください” です。 RDP Cookie の上限サイズを超えると、このエラーが発生することがあります。 この更新プログラムは、RDP Cookie の上限サイズを増やしました。

  • USBHUB.SYS によってメモリ破損がランダムに発生し、診断が非常に困難なシステム クラッシュがランダムに発生する問題を修正しました。

  • 注文前フェーズで、Microsoft Store の一部のゲームのダウンロードに影響する問題を修正しました。  この問題では、エラー コード 0x80070005 でダウンロードが失敗し、デバイスが最初からダウンロードを再開しようとします。 

  • Windows 10 1703 にアップグレードするときに、ServerSecurityDescriptor レジストリ値が移行されない問題を修正しました。 この問題の結果、ユーザーは Citrix Print Manager サービスを使用してプリンターを追加できなくなる可能性があります。 また、クライアントがリダイレクトしたプリンター、Citrix ユニバーサル プリント ドライバー、または Citrix ユニバーサル プリント ドライバーを使用するネットワーク プリンター ドライバーに印刷できなくなる可能性があります。

  • Microsoft Windows Search Component、Windows カーネルモード ドライバー、Microsoft Graphics コンポーネント、Internet Explorer、Windows カーネル、Microsoft Edge、Windows 認証、Windows TPM、Device Guard、Windows ワイヤレス ネットワーク、Windows Storage および Filesystems、Microsoft Windows DNS、Microsoft Scripting Engine、Windows Server、Windows Subsystem for Linux、Microsoft JET データベース エンジン、および Windows SMB Server のセキュリティ更新プログラム。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

解決したセキュリティに関する脆弱性の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。

この更新プログラムの既知の問題

現象

回避策

マイクロソフトは、2017 年 10 月 11 日の WSUS\SCCM で管理されているデバイスの Windows 10 バージョン 1703 用のマンスリー セキュリティ更新プログラム (KB4041676) に関する発行の問題を認識しています。この更新プログラムをインストールした後に、Windows デバイスが起動に失敗する場合があります。

 

Windows Update (Home およびお客様のデバイス) または Windows Update for Business から更新プログラムを直接ダウンロードした場合は、この問題の影響を受けません。

この発行の問題は修正済みです。 問題が発生したお客様は、次の記事を参照してください。

Windows devices may fail to boot after installing October 10 version of KB 4041676 or 4041691 that contained a publishing issue (英語情報)

これらの累積的なセキュリティ更新プログラムは検証済みです。 すべてのお客様はこれらの累積的セキュリティ更新プログラムを適用することをお勧めします。

この更新プログラムをインストールすると、Microsoft JET データベース エンジンに基づくアプリケーション (Microsoft Access 2007 以前または Microsoft 製以外のアプリケーション) が Microsoft Excel .xls ファイルを作成するときまたは開くときに失敗することがあります。 “外部データベース ドライバー (1) で予期しないエラーが発生しました。 (Microsoft JET データベース エンジン)" というエラー メッセージが表示されます。

Microsoft Access Database Engine 2010 再頒布可能ファイルをダウンロードしてインストールし、プロバイダーとして ACE を使用するように Microsoft Excel の DB 接続文字列を変更します。 例: Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0 を Provider=Microsoft.ACE.OLEDB.12.0 に変更します。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

KB4041676 をインストールすると、JavaScript と asm.js を使用するユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションが動作しなくなることがあります。

アプリケーションをアンインストールします。 アンインストールが完了したら、再インストールします。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

この KB をインストールした後、SQL Server Reporting Services (SSRS) を使用している Internet Explorer 11 ユーザーは、スクロール バーを使用してドロップダウン メニューをスクロールできなくなることがあります。

この問題は KB4053580 で解決されています。

 

この更新プログラムの入手方法

この更新プログラムは、Windows Update から自動的にダウンロードおよびインストールされます。 この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。  

ファイル情報

この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、 累積的な更新プログラム 4041676 のファイル情報をダウンロードしてください。

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