Applies ToWindows 10, version 1803, all editions

リリース日:

2019/07/16

バージョン:

OS Build 17134.915

Home および Pro エディション用の Windows 10 April 2018 Update は、2019 年 11 月 13 日にサービスを終了します。 Windows 10 April 2018 Update を実行しているデバイスに確実にサービスを提供し、セキュリティで保護された状態を維持するために、2019 年 7 月 17 日から、これらのデバイスの更新を開始します。 詳細については、リリース情報ダッシュボードの Windows 10 Version 1903 のセクションを参照してください。 

新しいコンテンツがリリース情報ダッシュボードに公開される時期を確認するには、@WindowsUpdate をフォローしてください。 

注意: 3 月 13 日と 4 月 10 日の 2 つの更新プログラムは Windows 10 バージョン 1803 の最後のデルタ更新プログラムになります。     セキュリティ更新プログラムと品質更新プログラムは、高速および完全な累積更新プログラム パッケージを介して今後も入手できます。 この変更の詳細については、こちらのブログを参照してください。

マイクロソフトは、更新プログラム KB4499183 以降、機能更新プログラムをインストールするタイミングをユーザーが決められる機能を導入しています。 デバイスを最新の状態に保ちながら、同時に機能更新プログラムを取得するタイミングを制御します。 対象となるデバイスで利用できる機能更新プログラムは、Windows Update ページ ([設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update]) で別のモジュールに表示されます。 すぐに使用できる更新プログラムを入手する場合は、[今すぐダウンロードしてインストールする] を選択します。 この機能の詳細については、このブログを参照してください。 

Windows 10 デバイスがサービス終了または数か月後にサービス終了になる場合、Windows Update では機能更新プログラムが自動的に開始されます。 これでデバイスのサポート状態が維持され、デバイスのセキュリティとエコシステムの正常性に不可欠なマンスリー更新プログラムを受け取ることができます。

緊急、セキュリティ、ドライバー、サービス パックなど、さまざまな種類の Windows 更新プログラムの詳細については、こちらの記事を参照してください。

注目点

  • サインアウトしてから再度サインインするまで、デバイスが Microsoft アカウントを認識できない問題を修正します。

  • ファイル、フォルダー、およびデバイス設定を管理するアプリケーションに影響する問題を修正します。

  • Window-Eyes スクリーン リーダー アプリケーションとの互換性を改善します。

  • デバイスをリセットするときに、アプリのアクセス許可設定を維持する問題を修正します。

機能追加および修正

この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

  • WebAssembly を使用する一部の Web サイトで発生することがあるパフォーマンスの問題を修正します。

  • Internet Explorer での認証時に個人識別番号 (PIN) プロンプトが表示されない問題を修正します。

  • ブラジルのタイム ゾーン情報を更新します。

  • 起動時に Shift キーを押したままにしたときに自動サインイン (自動ログオン) をバイパスできない問題を修正します。

  • "ログがいっぱいです" という通知を Windows イベント ログ サービスが処理できない問題を修正します。 [イベントを上書きしないでログをアーカイブする] 設定を構成した状態ログが最大ファイル サイズに達すると、この問題により、ログのアーカイブなど、一部のイベント ログ動作に問題が発生します。  また、セキュリティ ログがいっぱいになり、イベントを書き込むことができない場合、ローカル セキュリティ機関 (LSA) は CrashOnAuditFail シナリオを処理できません。

  • ユーザーがサインアウトしてから再度サインインするまで、システムが Microsoft アカウントまたは Azure Active Directory アカウントを認識できない問題を修正します。

  • Netlogon サービスによるセキュリティで保護されたチャネルの確立に失敗し、エラー “0xC000007A – ERROR_PROC_NOT_FOUND.” が報告されることがある問題を修正します。

  • PIN が既にコンピューターに存在する場合に、Windows Hello for Business の暗証番号 (PIN) ポリシー (最小文字数、必要な数字、特殊文字など) を更新しない問題を修正します。

  • トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) デバイスが搭載されたシステムが動作しなくなることがある問題を修正します。

  • Server Core オプションがインストールされた Windows Server 2016 を実行するサーバー上で Windows Hello for Business を使用すると、認証が失敗することがある問題を修正します。

  • ストリームの終了と同期ルートの切断の間に発生する競合状態により、デバイスが動作しなくなる問題を修正します。

  • windows.storage.dll を使用するアプリケーションが動作しなくなり、プロセスが閉じるときに ExceptionCode c0000005 (アクセス違反) が表示される問題を修正します。

  • 常時接続の VPN 展開で、デバイス トンネルなど、証明書ベースの仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続用のインターネット キー交換 Version 2 (IKEv2) コンピューター上の証明書失効リスト (CRL) を強化します。

  • ファイル数が 500,000 個を超えるディレクトリがあるサーバー メッセージ ブロック (SMB) クライアントのパフォーマンスを改善します。

  • ドメイン コントローラー (DC) に接続していないときに Microsoft Application Virtualization (App-V) スクリプトを実行すると、スクリプトが動作しない問題を修正します。 Microsoft Azure Active Directory のみを含む環境で App-V スクリプトを実行した場合も失敗します。

  • Window-Eyes スクリーン リーダー アプリケーションを開いたり使用したりすると、エラーが発生し、一部の機能が正常に動作しなくなることがある問題を修正します。

  • [この PC を初期状態に戻す] を選択した後に [個人用ファイルを保持する] を選択したときに、アプリのアクセス許可設定を保持できないことがある問題を修正します。

  • クラスター ノードがクラスター内のメンバーシップを失い、そのすべてのワークロードがフェールオーバーすることがある問題を修正します。 この問題は、クラスター ノードから Live Dump が作成されるときに発生することがあります。

  • 企業ドメインへの仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を確立した後に、Windows デバイスで 2 つのネットワーク インターフェイス コントローラー (NIC) のホスト A レコードが誤って登録される問題を修正します。 この問題は、デバイスに 2 つの NIC が構成され、その一方が VPN である場合に発生します。 この解決策を実装するには、次のレジストリを変更してからデバイスを再起動します。

    設定: DisableNRPTForAdapterRegistration

    パス: HKLM\System\CurrentControlSet\Services\Dnscache\Parameters

    種類: DWORD

    値: 値 1 は、VPN インターフェイスのホスト A レコードのみがアクティブな VPN 接続に登録されることを意味します。  値 0 (既定値) は、ホスト A レコードが他のローカル インターフェイスにも登録されることを意味します。 

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

この更新プログラムの既知の問題

現象

回避策

名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV) 上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、“STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)” というエラーで失敗する場合があります。 このエラーは、管理者特権を持たないプロセスから CSV 所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。

次のいずれかの操作を行います。

  • 管理者特権を持つプロセスから操作を実行する。

  • CSV 所有権を持たないノードから操作を実行する。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

更新プログラムのインストール後の最初のログオン時に、ごく一部のデバイスが黒い画面で起動することがあるという報告を調査中です。

この問題は KB4519978 で解決されています。

WDS サーバーにこの更新プログラムをインストールした後に、Windows 展開サービス (WDS) または System Center Configuration Manager (SCCM) から発行された Preboot Execution Environment (PXE) イメージを使用してデバイスを起動すると、起動に失敗し、エラー "状態: 0xc0000001、情報: 要求されたデバイスが接続されていないか、デバイスにアクセスできません" が発生することがあります。

この問題は KB4512509 で解決されています。

この更新プログラムのインストール後に、MIT Kerberos 領域を使用するように構成されたドメインに接続されているデバイスが起動しないことや、再起動し続けることがあります。 ドメイン コントローラーまたはドメイン メンバーであるデバイスの両方が影響を受けます。

デバイスが影響を受けているかどうかわからない場合は、お客様の管理者にお問い合わせください。 上級ユーザーの場合は、HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System\Kerberos\MitRealms のレジストリ キーが存在するかどうか、または [コンピューターの構成] -> [ポリシー] -> [管理用テンプレート] -> [システム] -> [Kerberos] で [相互運用可能な Kerberos V5 領域設定を定義する] を確認できます。

この問題は KB4512501 で解決されています。

この更新プログラムの入手方法

この更新プログラムをインストールする前に

マイクロソフトは、最新の累積更新プログラム (LCU) をインストールする前に、お使いのオペレーティング システム用の最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることを強くお勧めします。 LCU のインストール時に発生する可能性がある問題を緩和するために、SSU によって更新プログラム プロセスの信頼性を向上します。詳細については、「サービス スタック更新プログラム」を参照してください。  

Windows Update を使用している場合は、最新の SSU (KB4509094) が自動的に提供されます。最新の SSU のスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログで検索してください。     

この更新プログラムのインストール

リリース チャネル

利用可能

次の手順

Windows Update または Microsoft Update

はい

[設定]、[更新とセキュリティ]、[Windows Update] の順に選択し、[更新プログラムの確認] を選択します。

Microsoft Update カタログ

はい

この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。

Windows Server Update Services (WSUS)

いいえ

この更新プログラムは WSUS に手動でインポートできます。  手順については、「Microsoft Update カタログ」を参照してください。 

 

ファイル情報

この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、累積的な更新プログラム 4507466 のファイル情報をダウンロードしてください。  

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