Applies ToWindows 10, version 1703, all editions

リリース日:

2019/05/28

バージョン:

OS Build 15063.1839

注意: 3 月 13 日と 4 月 10 日の2つの更新プログラムは Windows 10 バージョン 1703 の最後のデルタ更新プログラムになります。   セキュリティ更新プログラムと品質更新プログラムは、高速および完全な累積更新プログラム パッケージを介して今後も入手できます。 この変更の詳細については、こちらのブログを参照してください。

Windows 10 Version 1703 は、2018 年 10 月 9 日にサービスを終了しました 。 Windows 10 Home、Pro、Pro for Workstation、IoT Core エディションを実行しているデバイスには、最新のセキュリティの脅威からの保護を含む毎月のセキュリティおよび品質更新プログラムが送信されなくなります。 セキュリティおよび品質更新プログラムを引き続き入手するには、Windows 10 の最新バージョンに更新することをお勧めします。

重要: Windows 10 Enterprise エディションと Windows 10 Education エディションは、無料でサービスが 1 年間延長されます。

 

機能追加および修正

この更新プログラムには、品質の向上が含まれています。 主要な変更点としては、次のようなものがあります。

  • Microsoft Edge と Internet Explorer 11 間のループ リダイレクトに関する問題を修正します。

  • ファイル転送プロトコル (FTP) 制御セッションが再作成されないように wininet.dll を更新します。

  • 日本語の短い日付形式で、日付の区切り記号を適切に設定できない問題を修正します。 詳細については、KB4469068 を参照してください。

  • モロッコのタイムゾーン情報を更新します。

  • パレスチナ自治政府のタイムゾーン情報を更新します。

  • Universal C ランタイムの _stricmp() など、大文字と小文字を区別しない文字列比較関数に関するパフォーマンスを向上します。

  • インターネットに接続できないときに、Azure Active Directory (AAD) トークン証明書の更新が試行される問題を修正します。 この問題は AAD の認証中に発生し、アプリケーションのパフォーマンスが低下します。

  • Group Managed Service Account (GMSA) を使用するように構成されているアプリケーションおよびサービスで、一時的な KRB_AP_ERR_MODIFIED Kerberos サインイン エラーが発生することがある問題を修正します。 この問題は、サービス アカウントのパスワードの自動更新後に発生します。

  • 空または null のパスワードを使用し、Windows Defender の Credential Guard が有効な場合、“ユーザー名またはパスワードが正しくありません” のエラーでサインインに失敗する問題を修正します。

  • ユーザー アカウントのパスワードを変更した後に、Microsoft Office や他のアプリケーションからパスワードの入力が求められる問題を修正します。 この問題は、ハイブリッド Azure Active Directory (AD) 参加システムで発生します。

  • 分散キャッシュ モードの場合の BranchCache の問題を修正します。 BranchCache には、再発行キャッシュに割り当てられているディスク容量よりも多くのディスク容量が使用される可能性があります。 この問題を完全に解決するには、ディスク容量の割り当てを超えたデバイスで、netsh branchcache flush コマンドを使用して BranchCache を空にすることをお勧めします。

  • 仮想マシン上の CPU のランダムアクセス メモリ (RAM) 容量を増やす (“ホットアド”) ときに Stop D1 エラーが発生することがある問題を修正します。

  • Internet Explorer の scrollLeft に関する問題を修正します。

  • <svg> 要素に対してレンダリングが機能しなくなる問題を修正します。

以前の更新プログラムをインストールした場合は、このパッケージに含まれている新しい修正のみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

Windows Update の機能強化

マイクロソフトは、信頼性を向上するために、Windows Update クライアントに更新プログラムを直接リリースしました。 Windows Update から自動的に更新プログラムを受け取るように構成されている Windows 10 (Enterprise および Pro エディションを含む) を実行するすべてのデバイスには、デバイスの互換性と Windows Update for Business の延期ポリシーに基づいて、最新の Windows 10 機能更新プログラムが提供されます。 この更新プログラムは、長期的なサービス エディションには適用されません。

この更新プログラムの既知の問題

現象

回避策

名前の変更など、クラスター共有ボリューム (CSV) 上のファイルまたはフォルダーに対して実行する操作によっては、“STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)” というエラーで失敗する場合があります。 このエラーは、管理者特権を持たないプロセスから CSV 所有者ノードに対して操作を実行したときに発生します。

次のいずれかの操作を行います。

  • 管理者特権を持つプロセスから操作を実行する。

  • CSV 所有権を持たないノードから操作を実行する。

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。

[既定の検索プロバイダー] が設定されていないか、形式が正しくない場合、Internet Explorer 11 が開かないことがあります。

この問題は KB4503279 で解決されています。

この更新プログラムをインストールした後、Internet Small Computer System Interface (iSCSI) を使用している一部の記憶域領域ネットワーク (SAN) デバイスへの接続に問題が発生することがあります。 また、イベント ビューアーシステム ログ セクションに、iScsiPrt からイベント ID 43 のエラーと、“ターゲットはログイン要求に時間内に応答できませんでした。” という説明が表示されることがあります。

この問題は KB4509476 で解決されています。

この更新プログラムをインストールして再起動した後、Hyper-V が有効な一部のデバイスが BitLocker 回復モードに入り、エラー "0xC0210000" が発生することがあります。

この問題は KB4507450 で解決されています。

この更新プログラムの入手方法

この更新プログラムをインストールする前に

マイクロソフトは、最新の累積更新プログラム (LCU) をインストールする前に、お使いのオペレーティング システム用の最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールすることを強くお勧めします。 LCU をインストールするときに発生する可能性がある問題を緩和するために、SSU によって更新プログラム プロセスの信頼性を向上します。 詳細については、「サービス スタック更新プログラム」を参照してください。 

Windows Update を使用している場合は、最新の SSU (KB4500640) が自動的に提供されます。最新の SSU のスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログで検索してください。    

この更新プログラムのインストール

この更新プログラムをダウンロードしてインストールするには、[設定]、[更新とセキュリティ]、[Windows Update] の順に選択し、[更新プログラムの確認] を選択します。

この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトに移動してください。  

ファイル情報

この更新プログラムで提供されるファイルの一覧については、累積的な更新プログラム 4499162 のファイル情報をダウンロードしてください。  

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