Applies ToExcel for Microsoft 365

Excel の Python は、バージョン 2408 (ビルド 17928.20114)、Windows の月次エンタープライズ チャネル (バージョン 2408 (ビルド 17928.20216) 以降で、Windows で現在のチャネルを実行している Enterprise ユーザーと Business ユーザーが使用できるようになりました。バージョン 2405 (ビルド 17628.20164) 以降の Windows で現在のチャネルを実行しているファミリー ユーザーと個人ユーザーはプレビュー段階で利用できます。 Excel の Python は、 Microsoft 365 Insider Program を通じて現在のチャネル (プレビュー) を実行している Education ユーザー向けにプレビューで利用できます。 現在、Semi-Annual エンタープライズ チャネルでは使用できません。

最初に Excel for Windows に展開し、後で他のプラットフォームにロールアウトします。可用性の詳細については、「 Excel の Python の可用性」を参照してください。​​​​​​​

Excel で Python に関する問題が発生した場合は、Excel で [ヘルプ ]> [フィードバック ] を選択して報告してください。 

Python in Excel を初めて使用する場合は、 まず、「Excel での Python の概要」と「Excel でのPython の概要」を参照してください

DataFrame とは  

DataFrame は、Excel テーブルと同様に、コンピューター プログラミング言語の 2 次元データ構造です。 Python では、DataFrame は pandas ライブラリ内のオブジェクトです。 pandas ライブラリは、Excel で Python によって使用されるコア ライブラリであり、DataFrame オブジェクトは、Excel で Python を使用してデータを分析するための重要な構造です。 

注: Excel の Python では、2 次元範囲の既定のオブジェクトとして DataFrame が使用されます。

Excel の Python では、Python オブジェクトとして、または Excel 値に変換する方法の 2 つの方法で DataFrame を出力できます。 DataFrame が Python オブジェクトとして返されると、セルにはテキスト "DataFrame" が表示され、その前に カード アイコンが表示されます。 次のスクリーンショットは、Excel セルの Python オブジェクトとしての DataFrame を示しています。   

Excel セル内の DataFrame オブジェクトの例。

DataFrame 内の情報を表示するには、セル内のカード アイコンを選択するか、Ctrl + Shift + F5 キーを使用します。 次のスクリーンショットは、カード ビューが開いている DataFrame オブジェクトを示しています。 次の DataFrame の例では、ワークシートのセル A1:B3 のデータを繰り返します。 

開いている DataFrame カード。

Excel に外部データをインポートし、Excel で Python でそのデータを処理することもできます。 外部データをインポートするには、Power Queryを使用します。 詳細については、「Power Queryを使用して Excel で Python のデータをインポートする」を参照してください。 

Python 出力の種類を変更する 

DataFrame 内のデータは、Python オブジェクトとしてではなく Excel 値として返すことができます。 DataFrame を Excel 値として出力し、グラフ、Excel 数式、条件付き書式などの他の Excel ベースの分析を組み込みます。 

数式バーの Python 出力メニューを使用して、Python 計算の返し方を制御します。 次のスクリーンショットは、数式バーの Python 出力メニューを示しています。

Excel で開いている Python 出力メニュー。

次のスクリーンショットは、前の DataFrame データを示していますが、今回はデータが Excel 値として返されます。 この DataFrame はワークシートのセル A1:B3 のデータを繰り返すので、Python ではセル C1:D3 がセル A1:B3 と一致します。  

Excel 値として返される DataFrame コンテンツ。

注: 前のシナリオで C1:D3 の範囲である出力範囲内のセルに値が既に含まれている場合、Python セルは #SPILL を返します。 python 出力の代わりに error。 詳細については、「Excel エラーでの Python のトラブルシューティング」および「#SPILL! エラーを修正する方法」を参照してください。.

重要: DataFrame の出力の種類が Excel 値に設定されている場合、DataFrame は、次のいずれかの条件が満たされた場合にのみインデックス列を出力します。 

  • インデックス列の値が数値でない場合 ( describe() の結果や group_by()など)。

  • インデックス列名が設定されている場合。

任意の Python セルで右クリックメニューまたは Ctrl キーを押しながらクリックメニューを使用して、出力の種類を変更することもできます。 右クリック メニューを開き、[ 出力方法 ] を選択して出力を変更します。 

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