Applies ToWindows Server, version 1903, all editions Windows Server 2019, all editions Windows Server version 1809 Windows Server version 1803 Windows Server version 1709 Windows Server 2016, all editions Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 Windows Server 2008 Service Pack 2

概要

WDS サーバーにこの更新プログラムをインストールした後に、Windows 展開サービス (WDS) または System Center Configuration Manager (SCCM) から発行された Preboot Execution Environment (PXE) イメージを使用してデバイスを起動すると、起動に失敗し、エラー "状態: 0xc0000001、情報: 要求されたデバイスが接続されていないか、デバイスにアクセスできません" というエラーで起動できないことがあります。

回避策

この問題を緩和するには、SCCM サーバー上で次の手順を実行します。

  1. 可変のウィンドウ拡張が有効なことを確認します (この設定は、Windows Server 2008 SP2 または Windows Server 2008 R2 SP1 では使用できません)。

  2. [TFTP ブロック サイズ] の値を 4096 に、[TFTP ウィンドウ サイズ] を 1 に設定します。 これらを構成する方法のガイダンスについてはPXE 対応配布ポイント上の RamDisk TFTP ブロック サイズとウィンドウ サイズのカスタマイズ」を参照してください。

注: まず [TFTP ブロック サイズ] と [TFTP ウィンドウ サイズ] の既定値を試してください。ただし、環境と全体的な設定によっては、設定に合わせて調整する必要がある場合があります。 また、[Windows 展開サービスなしで PXE レスポンダーを有効にする] 設定を試すこともできます。 この設定の詳細については、「Configuration Manager の配布ポイントのインストールと構成」を参照してください。

SCCM を使用せずに WDS サーバー上のこの問題を緩和するには、次の手順を実行します。

  1. WDS TFTP 設定で、可変のウィンドウ拡張が有効なことを確認します  (この設定は、Windows Server 2008 SP2 または Windows Server 2008 R2 SP1 では使用できません)。

  2. インポートされたイメージのブート構成データ (BCD) で、RamDiskTFTPBlockSize を 1456 に設定します。

  3. インポートされたイメージの BCD で、RamDiskTFTPWindowSize を 4 に設定します。

注: まず RamDiskTFTPBlockSize と RamDiskTFTPWindowSize の既定値を試してください。ただし、環境と全体的な設定によっては、設定に合わせて調整する必要がある場合があります。

次の手順

この問題は、2019 年 6 月 17 日以降にリリースされた以下の最新の累積的な更新プログラム (LCU) またはマンスリー ロールアップのプレビューで解決されています。 

  • KB4512941 Windows Server Version 1903 用の LCU。

  • KB4512534 Windows Server Version 1809 および Windows Server 2019 用の LCU。

  • KB4512509 Windows Server Version 1803 用の LCU。

  • KB4512494 Windows 10 Version 1709 用の LCU。

  • KB4512495 Windows Server Version 1607 および Windows Server 2016 用の LCU。

  • KB4512478 Windows Server 2012 R2 用のマンスリー ロールアップのプレビュー。

  • KB4512512 Windows Server 2012 用のマンスリー ロールアップのプレビュー。

  • KB4512514 Windows Server 2008 R2 SP1 用のマンスリー ロールアップのプレビュー。

  • KB4512499 Windows Server 2008 SP2 用のマンスリー ロールアップのプレビュー

マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、まだ解決していないプラットフォーム向けの更新プログラムを今後のリリースで提供します。

影響を受ける更新プログラム

影響を受けるプラットフォーム用に 2019 年 6 月 12 日以降にリリースされたすべての最新の累積的な更新プログラム (LCU) またはマンスリー ロールアップで、この問題が発生することがあります。

  • KB4503293 Windows Server Version 1903 用の LCU。

  • KB4503327 Windows Server Version 1809 および Windows Server 2019 用の LCU。

  • KB4503286 Windows Server Version 1803 用の LCU。

  • KB4503284 Windows 10 Version 1709 用の LCU。

  • KB4503267 Windows Server Version 1607 および Windows Server 2016 用の LCU。

  • KB4503276 Windows Server 2012 R2 用のマンスリー ロールアップ。

  • KB4503285 Windows Server 2012 用のマンスリー ロールアップ。

  • KB4503292 Windows Server 2008 R2 SP1 用のマンスリー ロールアップ。

  • KB4503273 Windows Server 2008 SP2 用の マンスリー ロールアップ

影響を受けるプラットフォーム用の 2019 年 6 月 12 日にリリースされた以下のセキュリティのみの更新プログラムで、この問題が発生する可能性があります。

  • KB4503290 Windows Server 2012 R2 用のセキュリティのみの更新プログラム。

  • KB4503263 Windows Server 2012 および Windows Embedded 8 Standard 用のセキュリティのみの更新プログラム。

  • KB4503269 Windows Server 2008 R2 SP1 用のセキュリティのみの更新プログラム

  • KB4503287 Windows Server 2008 SP2 用のセキュリティのみの更新プログラム

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