設定を使用して、Lync 2013 for Windows Phone の音声、通知、アクセシビリティ オプション、連絡先、その他の設定を行います。
設定画面に移動するには、Lync 画面の下部にある [詳細 (…)] をタップして、[設定] をタップします。
表示する設定を選んでください。
着信の転送オプションを設定する
着信の転送オプションの詳細については、「着信の転送と同時呼び出し」を参照してください。 ただし、次の点に注意してください。
重要: 着信の転送で既定値を変更する場合は、知っておくべき重要事項が 2 つあります。
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着信の転送の設定がグローバルである場合、変更はすべての Lync 接続デバイス (デスクトップ、Outlook OWA、携帯電話) に自動的に適用されます。 Lync に接続したコンピューターまたはデバイスでこれらの設定を変更すると、Lync プレゼンスと同様に、その設定はこれらのすべてのコンピューターおよびデバイスに適用されます。 それ以外の音声設定は、現在のデバイスのみに適用されます。
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着信の転送を適切な組み合わせで設定できたら、画面の一番下にあるチェックマークをタップします。 これらの設定は一度にまとめて適用されます。したがって、チェックマークをタップするまで設定は完了しません。 この操作は、忘れずに行ってください。
注意: 同時呼び出し機能は、音声の設定でもフェイルオーバーとして使用されます。したがって、Wi-Fi が使用できない場合でも、[音声の設定] の [携帯ネットワーク] オプションが選択されている場合でも、発着信を実行できるようになります。 [音声の設定] の [携帯ネットワーク] オプションが [オン] になっているときに、[着信の転送] を [オフ] に設定したり、[同時呼び出し] オプションを無効にしたりすると、たとえ、Wi-Fi と携帯電話のデータ接続のどちらを使っている場合も、Lync 通話を受けることができなくなります。
音声の設定
注: Windows Phone 8.1 を使っていて、組織が Lync Server でエンタープライズ VoIP を設定している場合にのみ、音声の設定を使用できます。 Windows Phone 8.1 をインストールしても、これらのオプションが表示されない場合、組織でエンタープライズ VoIP が設定されていない可能性があります。
既定の音声設定が [常に VoIP] である場合、ボイスオーバー IP または Lync 通話に Wi-Fi を使用することが試みられますが、Wi-Fi に接続されていない場合、携帯電話のデータ接続が使用されます。
[Wi-Fi 経由の VoIP のみ] を選んだ場合、Wi-Fi ネットワークに接続されると、Lync 通話の発着信にまず Wi-Fi を使用することが試みられます。 このオプションを選ぶと、着信の転送の設定でも、携帯電話番号を同時に呼び出すように設定されます。したがって、Wi-Fi ネットワークに接続されていないときに Lync 通話の発着信を行うと、携帯電話番号が呼び出されて、通話につながることになります。 この状況では、着信は携帯電話の音声ネットワークで接続されており、ビデオは使用できません。 したがって、携帯電話の通話時間が使われます。
注: このオプション ([Wi-Fi 経由の VoIP のみ])を選んだ後で同時呼び出しのオプションを無効にした場合は、Wi-Fi に接続されていないときに携帯電話番号で Lync 通話を受けることができなくなります。
[携帯ネットワーク] を選んだ場合、Lync 通話の発着信時に、指定した携帯電話番号に折り返し電話がかかります。 この状況では、ビデオを使うことができません。 Lync 通話を発信する場合、この方法では Lync サーバーへの接続に Wi-Fi データ接続 (Wi-Fi が使用できない場合は、携帯電話のデータ接続) が使われ、通話中は、携帯電話の通話時間が使われます。 このオプションを選ぶと、着信の転送の設定も、携帯電話番号を同時に呼び出すように設定されます。 同時呼び出しを使うと、Lync から携帯電話番号に折り返し電話がかかるように設定できます。
注意:
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このオプション ([携帯ネットワーク])を選んだ後で [同時呼び出し] オプションを無効にすると、Wi-Fi と携帯電話のデータ接続のどちらを使っている場合も、携帯電話番号で Lync 通話を受けることができなくなります。
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また、Windows Phone で Lync を使っていて、ログインしていない場合は、匿名で会議に参加することもできます。[携帯ネットワーク] オプションを使っていないだけです。
ビデオまたは会議コンテンツで Wi-Fi を使う
これらの設定の詳細については、「データ使用の設定を調整する」を参照してください。
携帯電話番号
[携帯電話番号] をタップして、使っている携帯電話の電話番号を国/地域番号も含めて入力します。Lync の音声通話やビデオ通話に Wi-Fi も携帯電話のデータ ネットワークも使用できない場合は、Lync 通話の音声部分に接続するためにこの番号に折り返し電話がかかります。
プッシュ通知
Lync にサインインしているものの、モバイル デバイスでアクティブでない場合に、音声通話やビデオ通話の新しい着信や不在着信、インスタント メッセージや通知をプッシュ通知で受けることができます。プッシュ通知を有効にするには、[プッシュ通知] 設定を [オン] にします。
写真
モバイル デバイスで自分や連絡先の写真を表示するには、[写真の表示] 設定を [オン] にします。
電話帳へのアクセス
Lync で検索を使って携帯電話の連絡先にアクセスできるようにするには、[電話帳] 設定を [オン] にします。
Exchange
[Exchange] 画面は、Lync が会議やボイスメールをサポートするサーバーに接続する方法の設定を変更する必要がある場合にアクセスする画面です。
重要: 通常、これらの設定を変更する必要はありません。 サポート チームから指示があり、入力する正しい値を提供された場合を除き、[Lync の資格情報を使用] または [サーバーの自動検出] をオフにしないでください。
Exchange Server の資格情報を変更するように指示された場合は、次の手順に従います。
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[Lync の資格情報を使用] を [オフ] にします。
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適切なフィールドをタップして、ユーザー名、メール アドレス、パスワードを入力し、画面を閉じます。
[Auto-Detect Server(サーバーの自動検出)] 機能をオフにするように指示された場合は、次の手順に従います。
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[サーバーの自動検出] を [オフ] にします。
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空のフィールドをタップして、サポート チームに提供された Exchange Web サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) または URL を正確に入力します。 画面を閉じます。
HTTP プロキシ
プロキシ情報を必要とする Wi-Fi ネットワークに接続する場合は、HTTP プロキシ情報が必要になる場合があります。プロキシ情報を構成しない場合でも、サインインは可能で、同じ Wi-Fi ネットワークに接続しているユーザーとは IM を送ったり、通話することもできます。しかし、その他のアクティビティについては、[設定] でプロキシ情報を指定する必要があります。電話の設定からアプリでプロキシを検出できないと、プロキシ情報を Lync のアプリ設定で個別に追加する必要があります。プロキシ情報を追加するには、次の操作を行います。
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一番下にある [詳細 (…)] をタップし、[設定] をタップします。
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[HTTP プロキシ] をタップし、[HTTP プロキシ] 画面で Wi-Fi のプロキシ情報を入力し、[プロキシの設定] をタップします。
プロキシ情報がわからない場合は、テクニカル サポート チームにお問い合わせください。
TTY
テキスト電話 (TTY) モードは電話回線経由の文字通信に使われます。変換された音声が解釈されるように、TTY デバイスを Windows Phone に接続しておいてください。そうしておかないと、通話の音声の品質が低下することがあります。電話会議で TTY モードを使う場合にも、音声の品質の問題が発生することがあります。
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既定では、TTY はオフになっています。オンにするには、[オン] をタップします。
ハイコントラストのテーマ
電話の一般的な設定を使ってハイコントラストのテーマを選ぶと、Lync でもハイコントラストで表示されます。 ハイコントラストでは、テキストと背景のコントラストが高まって見やすくなり、画面での操作が簡単になります。 オンにするには、次の操作を行います。
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[アプリ一覧] で [設定]、[簡単操作] の順にタップします。
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[ハイコントラスト] をオンにします。
拡大表示
電話の拡大表示をオンにすると、Lync ページを含めて、表示しているページをジェスチャで拡大できます。 オンにするには、次の操作を行います。
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[アプリ一覧] で [設定]、[簡単操作] の順にタップします。
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[拡大表示] をオンにします。
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拡大するページで、次のいずれかの操作を行います。
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最大まで拡大するには、画面を 2 本の指でダブルタップします。
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倍率を変更するには、2 本の指でダブルタップして押し続け、上下に移動して倍率の増減を調整します。
ログ
ログは、データの収集、分析、および保存のためにシステム管理者が使用します。システム管理者から、トラブルシューティングを実行するために、ログ記録を有効にするよう要求される場合があります。要求されない場合は、このオプションを考慮する必要はありません。
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[診断ログ] を有効にするには、[診断ログ] を [オン] に設定します。
Lync の品質向上へのご協力
所属する組織でこの機能が有効になっている場合は、Microsoft カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) にご参加いただけます。 このプログラムにご参加いただくと、お使いの Windows Phone から、お客様のプログラムとデバイスの利用方法、発生したエラーの種類と発生回数、サービスの速度などの基本情報が匿名で Microsoft に自動送信されます。 この情報は、他の CEIP データと結合され、Microsoft が問題を解決し、カスタマーの使用頻度が最も高い製品および機能を向上させるのに役立ちます。 Microsoft は、お客様の名前、住所など、連絡先の情報は収集しません。
CEIP への参加は、既定では無効に設定されています。 ご参加いただく場合は、[設定]、[Lync の品質向上へのご協力のお願い] の順にタップし、[カスタマー エクスペリエンス向上プログラム] を [オン] に移動してください。
サインイン ログのアップロード
サインイン エラー報告機能は、ユーザーが Lync にサインインできないときに自動的にエラー レポートを生成します。
[設定] 画面で、サインイン エラー報告を Microsoft にアップロードするタイミングを選択できます。
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一番下にある [詳細 (…)] をタップし、[設定] をタップします。
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[サインイン ログのアップロード] をタップし、次の画面で、サインイン エラー ログをアップロードするタイミングを選びます。
オンライン ヘルプ
Windows Phone での Lync の使用方法に関するオンライン ヘルプ トピックやビデオを表示するには、次の操作を行います。
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任意の画面で、下部にある [詳細 (…)]、[バージョン情報]、[ヘルプ] を順にタップします。