新しい Microsoft Edge では、Web サイトの閲覧、検索、オンラインでの買い物などを行うことができます。 あらゆる最新のブラウザーと同様、Microsoft Edge では、できる限り個人に合わせたリッチで高速なエクスペリエンスにするため、Cookie などの特定のデータを収集してデバイスに保存したり、閲覧履歴などの情報を Microsoft に送信したりすることができます。
Microsoft では、必ずお客様にご理解をいただいたうえで、データの収集の可否を選択していただきたいと考えています。 ユーザーの中には、Web 閲覧履歴が収集されることに懸念を抱く方がいます。 この理由から、デバイスに保存されるデータや Microsoft によって収集されるデータについてご案内しています。 ユーザーは、収集されるデータの種類を選択して制御することができます。 Microsoft Edge でのプライバシーについて詳しくは、「Microsoft プライバシー ステートメント」ご確認ください。
収集または保存されるデータとその理由
Microsoft では、製品やサービスの品質を向上させるために診断データを使用しています。 このデータは、製品のパフォーマンスや改善が必要な箇所について Microsoft が理解を深めるために使用されます。
Microsoft Edge では、Microsoft Edge のセキュリティ、最新の状態、適切な動作を維持するために、必須の診断データを収集します。 Microsoft では、情報収集は最小限であるべきと考え、これを実践しています。 必要な情報のみを収集し、サービスの提供や分析に必要である場合に限りその情報を保存するように努めています。 また、製品の問題を解決し、Microsoft 製品およびサービスの品質向上に役立てるために、ユーザーはデバイスに関連するオプションの診断データを Microsoft と共有するかどうかを制御できます。
Microsoft Edge の機能とサービスを利用すると、ユーザーによるそれらの機能の使用状況に関する診断データが Microsoft に送信されます。 Microsoft Edge では、閲覧履歴 (ユーザーがアクセスした Web サイトに関する情報) がデバイスに保存されます。 設定に応じて、この閲覧の履歴が Microsoft に送信されます。この情報は、Microsoft の製品やサービスの問題の発見と修正、および全体的な品質向上に役立てられます。 ブラウザーにおけるオプションの診断データの収集を管理するには、[設定など] > [設定] > [プライバシー、検索、サービス] の順に選択し、[ブラウザーの使用状況に関するオプションの診断データ、アクセスした Web サイトに関する情報、クラッシュ レポートを Microsoft に送信して、Microsoft 製品の改善にご協力ください] を有効または無効にします。 これには、新しいエクスペリエンスのテストに基づくデータも含まれます。 この設定の変更を完了するには、Microsoft Edge を再起動します。
この設定を有効にすると、Microsoft Edge を利用する他のアプリケーション (Microsoft Edge Web プラットフォームをホストしてビデオをストリーミングを行うビデオ ストリーミング アプリなど) からこのオプションの診断データを Microsoft と共有することが許可されます。 Microsoft Edge Web プラットフォームは、ユーザーによる Web プラットフォームの使用状況およびユーザーがアプリケーション内でアクセスしたサイトに関する情報を Microsoft に送信します。 このデータ収集は、Microsoft Edge の [プライバシー、検索、サービス] の設定でのオプションの診断データの設定によって決定されます。
Windows 10 では、これらの設定は Windows 診断データの設定によって決定されます。 診断データの設定を変更するには、[スタート] > [設定] > [プライバシー] > [診断とフィードバック] の順に選択します。
2024 年 3 月 6 日の時点で、Microsoft Edge 診断データは、ヨーロッパ経済地域のWindows 10 (バージョン 22H2 以降) およびWindows 11 (バージョン 23H2 以降) デバイスの Windows 診断データとは別に収集されます。 これらの Windows バージョンとその他のすべてのプラットフォームでは、[設定] を選択して Microsoft Edge の設定を変更できます > [設定] > [プライバシー、検索、およびサービス。 診断データの設定は、組織によって管理されている場合もあります。
ユーザーが何かを検索すると、Microsoft Edge によって検索内容の候補が表示されることがあります。 この機能を有効にするには、[設定など] > [設定] > [プライバシー、検索、サービス] > [アドレス バーと検索] の順に選択し、[入力した文字を使用して、検索とサイトの候補を表示する] を有効にします。 入力を開始すると、アドレス バーに入力した情報が既定の検索プロバイダーに送信され、検索候補とおすすめ Web サイトがすぐに表示されます。
InPrivate ブラウズやゲスト モードを使っている場合、Microsoft Edge では、Windows 診断データの設定または Microsoft Edge のプライバシーの設定に応じてユーザーによるブラウザーの使用方法に関する情報がいくらか収集されますが、自動候補はオフになり、アクセスした Web サイトに関する情報は収集されません。 Microsoft Edge は、すべての InPrivate ウィンドウを閉じたときに、閲覧履歴、Cookie、サイト データだけでなく、パスワード、アドレス、フォーム データを削除します。 新しい InPrivate セッションを開始するには、コンピューターの場合は [設定など]、モバイル デバイスの場合は [タブ] を選択します。
Microsoft Edge には、ユーザーとユーザーのコンテンツをオンライン上で安全に保つための機能も備わっています。 Windows Defender SmartScreen は、悪意のあることが報告されている Web サイトとコンテンツのダウンロードを自動的にブロックします。 Windows Defender SmartScreen では、アクセスしている Web ページのアドレスが、デバイスに保存されている Web ページ アドレスの一覧と照合されチェックされます。この一覧には、Microsoft が正当と判断したアドレスが登録されています。 このデバイスの一覧にないアドレスおよびダウンロードしているファイルのアドレスが Microsoft に送信され、安全でない、または疑わしいとして Microsoft に報告されている Web ページおよびダウンロードの一覧に照らしてチェックされます。この一覧は頻繁に更新されています。
Microsoft Edge では、フォームへの入力やパスワードの入力など、面倒なタスクのスピードを上げるために情報が保存されます。 これらの機能を使うことを選択した場合、Microsoft Edge はデバイスに情報を保存します。 住所やパスワードなどのフォームの入力の同期をオンにした場合、この情報は Microsoft クラウドに送信されて Microsoft アカウントに保存され、サインインしているすべてのバージョンの Microsoft Edge で同期されます。 このデータは、[設定など] > [設定] > [プロファイル] の順に移動して管理できます。
閲覧エクスペリエンスをデバイスで行う他のアクティビティと統合するために、Microsoft Edge はインデクサーを通じて閲覧履歴を Microsoft Windows と共有します。 この情報は、デバイスにローカルに格納されます。 URL、"最もアクセス回数が多い"、最近アクセスした"、"最近閉じた" などの URL が関連する可能性があるカテゴリ、および各カテゴリ内の相対的な頻度または再暗号化も含まれます。 InPrivate モードでアクセスした Web サイトは共有されません。 この情報は、スタート メニューやタスク バーなど、デバイス上の他のアプリケーションで使用できます。
この機能を管理するには、[設定など] を選択し > [設定] [プロファイル]を > し、[他の Windows 機能と閲覧データを共有する] をオンまたはオフにします。 オフにすると、以前に共有されていたデータが削除されます。
一部のビデオや音楽のコンテンツがコピーされるのを保護するため、ストリーム配信 Web サイトによっては一意の識別子 (ID) やメディア ライセンスを含む DRM (デジタル著作権管理) データがデバイスに保存されます。 これらの Web サイトのいずれかにアクセスすると、コンテンツを利用する権限があることを確認するために DRM 情報が取得されます。
Microsoft Edge では、Cookie (Web サイトの閲覧時にデバイスに保存される小さいファイル) も保存されます。 多くの Web サイトでは、ユーザーの好みや設定に関する情報を保存するために Cookie が使われます。たとえば、アクセスするたびにショッピング カートのアイテムを追加しなくてよいようにその情報が保存されます。 Web サイトによっては、関心に基づいて広告を表示するため、オンライン アクティビティに関する情報を収集するために Cookie が使われます。 Microsoft Edge には、Cookie を消去したり、今後は Cookie が保存されないように Web サイトをブロックしたりするオプションが用意されています。
Microsoft Edge は、[トラッキング拒否要求を送信する] 設定がオンになっている場合はトラッキング拒否要求を Web サイトに送信します。 ただし、トラッキング拒否要求が送信されても Web サイトによってアクティビティが追跡されることがあります。
Microsoft Edge により収集または保存されたデータを消去する方法
保存されたパスワードや Cookie など、デバイスに保存された閲覧情報を消去するには、次の操作を行います。
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Microsoft Edge で、[設定など] > [設定] > [プライバシー、検索、サービス] の順に選択します。
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[閲覧データをクリア] で、[クリアするデータの選択] を選択します。
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[時間の範囲] で、時間の範囲を選択します。
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消去するデータの種類の横にあるチェック ボックスをオンにし、[今すぐクリア] を選択します。
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必要に応じて [ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する] を選択し、クリアするデータの種類を選択します。
Microsoft によって収集される閲覧履歴を消去するには、次の操作を行います。
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アカウントに関連付けられている閲覧履歴を表示するには、account.microsoft.com でアカウントにサインインします。 また、Microsoft プライバシー ダッシュボードを使って、Microsoft が収集した閲覧データを消去する方法もあります。
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Windows 10 デバイスに関連付けられている閲覧履歴やその他の診断データを削除するには、[スタート] > [設定] > [プライバシー] > [診断とフィードバック] の順に選択し、[診断データを削除します] で [削除] を選択します。
ローカル デバイス上の他の Microsoft 機能と共有されている閲覧履歴をクリアするには:
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Microsoft Edge で、[設定] を選択し、[プロファイル] > [その他の設定] を >します。
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[閲覧データを他の Windows 機能と共有する] を選択します。
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この設定を オフに切り替えます。
Microsoft Edge によりデバイスに保存された個々のパスワードを消去するには、次の操作を行います。
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Microsoft Edge で、[設定など] > [設定] > [プロファイル] の順に選択し、[パスワード] を選択します。
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[保存されたパスワード] で、Web サイト名の横にある [その他のアクション] を選択し、[削除] を選択してそのサイトの保存されたパスワードを消去します。
Microsoft Edge でプライバシー設定を管理する方法
追跡防止のレベルの変更、閲覧データの消去、Microsoft Edge の改善への協力などを行うには、[設定など] > [設定] > [プライバシー、検索、サービス] の順に選択します。
Web サイトが位置情報、カメラ、マイクなどを使うアクセス許可を要求できるようにするかどうかを選択するには、[設定など] > [設定] > [サイトのアクセス許可] の順に選択します。
デバイス間で同期されるデータの種類を選択する場合、または同期を完全にオフにする場合は、[設定など] > [設定] > [プロファイル] > [同期] の順に選択します。
Microsoft Edge でのプライバシーの詳細については、「Microsoft Edge プライバシー ホワイトペーパー」を参照してください。