基本ダイアグラム、組織図図、プロセスステップ、フローチャート図など、 Web 用 Visio テンプレートページから使用できる図を作成および編集できます。 Visio デスクトップ アプリで作成したすべてのリッチ ダイアグラムは、 Web 用 Visioで共有および表示できます。 ただし、 Visio デスクトップ アプリで作成されたファイルのごく一部には、 Web 用 Visioで編集する場合に制限がある場合があります。 この記事では、これらの制限事項の詳細について説明します。
Web 用 Visio用に最適化された機能とプロパティ
以下に示す要素を含む Visio デスクトップ アプリで作成されたファイルは、 Web 用 Visioで編集できますが、特定の制限事項があります。
要素 |
説明 |
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オブジェクトの種類: ActiveX コントロール、OLE オブジェクト、Ink オブジェクト |
これらのオブジェクトの種類は、最適化された外観で Visio for the Web で開かれます。関連する特定の操作は使用できません。 これらのオブジェクトのいずれかがキャンバス上に配置されている場合、Visio for the web では、その種類のオブジェクトの使用や操作がサポートされていないことを説明するエラーが表示されます。 |
特定のスタイルと効果を持つ図形 |
Visio デスクトップ アプリで特定の高度なスタイルと効果 (グラデーションの塗りつぶし、パターンの塗りつぶし、影など) が適用された図形は、Web エディター用に Visio で開き、外観が最適化されています。 |
サポートされていない機能とプロパティ
サポートされていない高度な機能の一覧を次 に示します。これらの機能とプロパティを含むファイルは、 Web 用 Visioのエディターでは開かなくなります。
機能 |
説明 |
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ファイル形式 |
次のファイル形式はサポートされません。
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データ接続図 |
次のようなデータ ソースに接続されたデータが含まれる図
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ソリューションとアドインが含まれるテンプレート |
たとえば、organizationグラフ、タイムライン、および一部のサード パーティ製ソリューションなどがあります。 ただし、これらの種類の図の多くは、Visio for the web でネイティブに使用できるようになりました。 Web アプリで完全に作成および編集できます。これにより、簡単なコラボレーションとクラウド同期の利点も得られます。 |
[色] プロパティまたは [透過性] プロパティを設定したレイヤーを含む図。 これらのレイヤー プロパティを削除する方法の詳細については、以下の「Color または Transparency レイヤー プロパティを持つ Visio ファイルを開く 」を参照してください。 |
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大きな図 |
ページ上の図形が 1,000 を超える図、または 50 ページを超える図。 |
[色] または [透過性] レイヤー プロパティを持つ Visio ファイルを開く
[色] プロパティまたは [透過性] プロパティを持つレイヤーは、Visio for the Web ではサポートされていません。 既存のダイアグラムにこれらのプロパティを含むレイヤーがあるが、Visio for the Web で開くことができる場合は、まず Visio デスクトップ アプリで削除する必要があります。 そのためには、次を実行します。
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[ ホーム ] タブの [編集 ] グループで、[ レイヤー] を選択し、[ レイヤー プロパティ] を選択します。
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[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、チェックして、レイヤーに図形が割り当てられているかどうかを確認します。
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レイヤーに図形がある場合は、次の手順に従って図形を別のレイヤーに割り当てます。
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[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] を選択します。
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再割り当てする図形を選択します。
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[ホーム] タブの [編集] グループで、[ レイヤー] を選択し、[レイヤーに割り当てる] を選択します。
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[ レイヤー ] ダイアログ ボックスで、図形を割り当てるレイヤーを選択します。
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[OK] を選択します。
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[編集] グループで、[レイヤー] を選択し、もう一度 [レイヤー プロパティ] を選択します。
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[ レイヤー プロパティ ] ダイアログ ボックスで、削除するレイヤーを選択し、[削除] を選択します。
ヒント: 未使用のすべてのレイヤーを削除するには、[レイヤーのプロパティ] ダイアログ ボックスで[ 参照されていないレイヤーを削除する] を選択し、[ OK] を選択します。
レイヤーの詳細については、「レイヤーの 追加」を参照してください。