数を示すバリアント型 (内部処理形式 String の Variant) の値を返します。
構文
Str ( number )
必須の number引数は、任意の数値式を含む Long です。
解説
数値が文字列に変換されるとき、先頭のスペースは number の符号用に常に保持されます。 number が正の場合、返される文字列には先頭のスペースが含まれ、プラス記号は省略されています。
日付、時刻、通貨、または他のユーザー定義書式として書式設定する数値を変換するには、Format 関数を使います。 Str とは異なり、Format 関数は number の符号用に先頭のスペースを含みません。
注: Str 関数は、有効な桁区切り記号としてピリオド (.) のみを認識します。 他の桁区切り記号を使う場合は (国際アプリケーションの場合など)、CStr を使って数値を文字列に変換します。
クエリの例
式 |
結果 |
SELECT Discount,str(Discount) AS StrDiscount FROM ProductSales; |
列 StrDiscount で文字列形式に変換された値と共に、元の "割引" 値/形式を返します。 |
VBA の例
注: 次の例は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールでのこの関数の使用方法を示しています。 VBA の使用方法の詳細については、[検索] の横にあるドロップダウン リストで [開発者用リファレンス] を選び、検索ボックスに検索する用語を入力します。
この例では、Str 関数を使って、数値を文字列表現に変換しています。 数値が文字列に変換されるとき、先頭のスペースは常に符号用に確保されています。
Dim MyString
MyString = Str(459) ' Returns " 459". MyString = Str(-459.65) ' Returns "-459.65". MyString = Str(459.001) ' Returns " 459.001".