大掛かりなプロジェクトをより効率よく整理するには、複数のプロジェクト ファイルをリンク付けして、マスター プロジェクトとサブプロジェクトに分けて作成します。 たとえば、工事用のマスター プロジェクトでは、配管、電気、内装のサブプロジェクトが作成される場合があります。
プロジェクト ファイルにリンクを設定する
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各サブプロジェクト用のプロジェクト ファイルを別々に作成し、マスター プロジェクトに指定するプロジェクトを開くか、新規作成します。
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マスター プロジェクトで [表示]、[ガント チャート] の順にクリックします。
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[タスク名] フィールドで、サブプロジェクトを下に挿入する行をクリックします。 サブプロジェクトは、マスター プロジェクトのタスク リスト内のどこにでも挿入できます。
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[プロジェクト]、[サブプロジェクト] の順にクリックします。
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[プロジェクトの挿入] ボックスで、挿入するサブプロジェクトを選びます。
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複数のサブプロジェクトを挿入するには、Ctrl キーを押しながら、挿入する順序でサブプロジェクトを選択します。
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ほとんどの場合、[プロジェクトへのリンク] チェック ボックスはオンにされているため、サブプロジェクトの変更はマスター プロジェクトに反映され、マスター プロジェクトの変更はサブプロジェクトに反映されます。 ただし、ファイルを動的にはリンクしないで、マスター プロジェクトへのサブプロジェクトのコピーだけを行いたい場合は、このチェック ボックスをオフにしてください。
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[挿入] を選択するか、プロジェクトを読み取り専用形式で挿入するには、[ 挿入 ] ボタンの矢印を選択し、[読み取り専用の挿入] を選択します。 プロジェクトを読み取り専用に挿入すると、2 つのプロジェクト間にリンクが作成されますが、サブプロジェクトをマスター プロジェクト内から更新することはできません。 ただし、サブプロジェクト ファイルを直接更新すると、その変更がマスター プロジェクトに反映されます。 [ 読み取り専用の挿入 ] オプションは、[ プロジェクトにリンク ] ボックスがオンになっている場合にのみ使用できます。
リンクされたプロジェクトでリソース名の重複を避ける
同じ名前のリソースを持つプロジェクトどうしをリンク付けすると、重複するリソース名が作成され、混乱を招く恐れがあります。 これを回避するには、[プロジェクトの挿入] ダイアログ ボックスで [プロジェクトにリンク] ボックスをオフにします。 この操作により、マスター プロジェクトでのリソース情報 (支払い単価やリソース カレンダーなど) は、サブプロジェクトのリソース情報よりも優先されます。
注: リンクされていないサブプロジェクトをマスター プロジェクト内で更新しても、元のサブプロジェクト ファイルにこの変更は反映されません。
マスター プロジェクト内のサブプロジェクトの再構成
サブプロジェクト を マスター プロジェクト に挿入し、タスク リストを並べ替える場合は、タスク リストの上または下に 挿入されたプロジェクト を移動できます。
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[ガント チャート > 表示] を選択します。
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移動する挿入されたプロジェクトを表す サマリー タスク の ID 番号 を選択します。
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右クリックして [ 切り取り] を選択して、挿入されたプロジェクトを削除します。
注: タスクを切り取って貼り付けることで、タスクの 一意な ID (Entry テーブルの左端の列にある タスク ID とは異なる) を、別の場所のタスク リストに貼り付けるときに変更します。 一意の ID を変更せずにタスクを移動するには、タスクリスト内の新しい位置にタスクをドラッグします。 タスクをドラッグするには、[ID] フィールドの [タスク ID] の上にポインターを置きます。 4 方向矢印に変わったら、タスクを新しい場所にドラッグします。 情報は、貼り付け直すまで削除されず、プロジェクト プランからのみ削除されます。
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タスクリストにプロジェクトを表示するタスクの ID 番号を選択します。
注: プロジェクトのサマリー タスク のみが表示されている別の挿入プロジェクトの下にプロジェクトを挿入または貼り付けた場合、挿入または貼り付けるプロジェクトは、その上に挿入されたプロジェクトと同じレベルで追加されます。 ただし、すべてのタスクが表示されている挿入されたプロジェクトの下に挿入または貼り付ける場合、挿入または貼り付けるプロジェクトは、その上に挿入されたプロジェクトのサブプロジェクトになります。
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[貼り付け] を選択して、選択した行の上にプロジェクトを貼り付けます。