指定した数値の自然対数を、倍精度浮動小数点数型 (Double) で返します。
構文
Log( number )
必須の number引数は、0 を超える Double または有効な 数値式 です。
解説
自然対数は、e を底とする対数です。 定数e は約 2.718282 です。
任意の数値 x の base-n 対数を計算するには、次のように x の自然対数を n の自然対数で割ります。
Logn(x) = Log(x) / Log(n)
次の例は、base-10 対数を計算するカスタム関数を示します。
注: 次の例は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールでのこの関数の使用方法を示しています。 VBA の使用方法の詳細については、[検索] の横にあるドロップダウン リストで [開発者用リファレンス] を選び、検索ボックスに検索する用語を入力します。
Static Function Log10(X)
Log10 = Log(X) / Log(10#) End Function
クエリの例
式 |
結果 |
SELECT Log(90) AS Log FROM ProductSales GROUP BY Log(90); |
数値引数の "Log" を返し、列の対数で表示します。 |
VBA の例
この例では、Log 関数を使用して数値の自然対数を返します。
Dim MyAngle, MyLog
' Define angle in radians. MyAngle = 1.3 ' Calculate inverse hyperbolic sine. MyLog = Log(MyAngle + Sqr(MyAngle * MyAngle + 1))