クエリで指定されたフィールドに含まれる値のセットの算術平均を計算します。
構文
Avg ( expr )
expr プレースホルダーは、平均する数値データを含むフィールド、またはそのフィールド内のデータを使用して計算を実行する式を識別する 文字列式 を表します。 expr のオペランドには、テーブル フィールド、定数、または関数の名前を含めることができます (組み込み関数またはユーザー定義関数のいずれかでも、他の SQL 集計関数の 1 つでもかまいません)。
解説
Avg で計算される平均は、(値の合計を値の個数で割った) 算術平均です。 たとえば、平均運送料などを計算する場合に、Avg 関数を使用できます。
Avg 関数は、Null 値のフィールドを除外して計算します。
Avg 関数は、クエリ式および QueryDef オブジェクトの SQL プロパティで使用することができます。また、SQL クエリに基づいて レコードセット オブジェクトを作成する場合にも使用できます。
例
式 |
結果 |
SELECT Avg([UnitPrice]) AS Expr1 FROM ProductSales; |
テーブル "ProductSales" からフィールド "UnitPrice" 内のすべての値の平均を返し、列 Expr1 に表示します。 |
SELECT Avg([SalePrice]) AS AvgSalePrice, Avg([Discount]) AS AvgDiscount FROM ProductSales; |
テーブル ProductSales から平均 "SalePrice" フィールドと "割引" フィールドを返します。 結果は列 "AvgSalePrice" と "AvgDiscount" にそれぞれ表示され、販売された "数量" が 10 を超えるすべての "SalePrice" の平均が返されます。 結果は列 "AvgSalePrice" に表示されます。 |
SELECT Abs(Avg([Discount])) AS AbsAverageDiscount FROM ProductSales; |
"割引" フィールドの平均値の絶対値を返し、列 "AbsAverageDiscount" に表示します。 |