最終更新日: 2018 年 5 月 1 日
問題
メールヒントまたは空き時間情報が検索できなかったり、表示されなかったりすることがあります。
空き時間情報を表示すると、次のエラーが表示されることがあります。
"空き時間情報を取得できませんでした。サーバーの場所を確認できませんでした。"
この問題はビルド 8420.xxxx 以降で発生します。Outlook 2016 の最近の変更によりユーザー エージェントが変わり、それが Exchange EWSAllowOutlook 機能の問題を引き起こします。
変更前のエージェント:
ユーザー エージェント: Microsoft Office/16.0 (Windows NT 10.0、Microsoft Outlook 16.0.8201、Pro)
変更後のエージェント:
ユーザー エージェント: Microsoft Office/16.0 (Windows NT 10.0、MAPI 16.0.8528、Pro)
注: EWSAllowOutlook は "MAPI" ではなく "Microsoft Outlook" を探します。Exchange サーバーの設定に EWSAllowOutlook を指定しても、Outlook で EWS を使用できるようになりません。クライアントに 403 エラーが返されます。EWS と REST が停止します。
この問題は、月次チャネル バージョン 1804 (ビルド 9226.2114) 以降で修正されています。最新の更新プログラムを今すぐ入手するには、Outlook を開いて [ファイル]、[Office アカウント]、[更新オプション]、[今すぐ更新] の順に選択します。
半期チャネルについては、2018 年 5 月 8 日のビルド 8431.2250 以降で修正が行われる見込みです。それまでの間、次の回避策を使用できます。
Exchange サーバーで、以下のコマンドレットを使用し、問題を回避してください。
注: これらのコマンドを実行するには、PowerShell を使用する必要があります。詳細については、「Exchange Online PowerShell への接続」を参照してください。
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設定がユーザー別の場合に使用するコマンド:Set-CASMailbox user -EwsAllowList @{add="*MAPI*"}
設定が適用されたことを確認するためのコマンド: get-casmailbox user | fl *ews*
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設定が組織レベルの場合に使用するコマンド:Set-OrganizationConfig -EwsAllowList @{add="*MAPI*"}
設定が適用されたことを確認するためのコマンド: get-organizationconfig | fl *ews*