ここでは、Microsoft Excel の YEAR 関数の構文および使用法について説明します。
説明
日付に対応する年を返します。 戻り値は、1900 (年) ~ 9999 (年) の範囲の整数となります。
書式
YEAR(シリアル値)
YEAR 関数の書式には、次の引数があります。
-
シリアル値 必ず指定します。 検索する年の日付を指定します。 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 たとえば、2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
解説
Microsoft Office Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。 既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存され、2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,448 日後に当たるので、シリアル値は 39448 になります。
YEAR、MONTH、DAY の各関数で返される値は、入力された日付値の表示形式と関係なく、グレゴリオ暦の値となります。 たとえば、入力された日付の表示形式が Hijri 暦の場合でも、YEAR、MONTH、DAY の各関数で返される値は、グレゴリオ暦での日付に対応する値となります。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
||
日付 |
||
2008/7/5 |
||
2010/7/5 |
||
数式 |
説明 (計算結果) |
結果 |
=YEAR(A3) |
セル A3 の日付に対応する年を返します (2008) |
2008 |
=YEAR(A4) |
セル A4 の日付に対応する年を返します (2010) |
2010 |