UNIQUE 関数は、一覧または範囲内の一意の値の一覧を返します。
値の一覧から一意の値
を返す名前の一覧から一意の名前を返す
=UNIQUE(array,[by_col],[exactly_once])
UNIQUE 関数には、次の引数があります。
引数 |
説明 |
---|---|
array 必須 |
一意の行または列を返す範囲または配列 |
[by_col] 省略可能 |
by_col引数は、比較方法を示す論理値です。 TRUE を指定 すると、列が相互に比較され、一意の列が返されます FALSE (または省略) は、行を相互に比較し、一意の行を返します |
[exactly_once] 省略可能 |
exactly_once引数は、範囲または配列で 1 回だけ発生する行または列を返す論理値です。 これは、一意のデータベースの概念です。 TRUE は、範囲または配列から 1 回だけ発生するすべての個別の行または列を返します FALSE (または省略) は、範囲または配列のすべての個別の行または列を返します |
注:
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配列は、値の行または列、または値の行と列の組み合わせと考えることができます。 上記の例では、UNIQUE 数式の配列はそれぞれ D2:D11 と D2:D17 の範囲です。
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UNIQUE 関数では配列が返され、式の最終結果である場合はスピルします。 つまり、Enter キーを押すと、適切なサイズの配列範囲が動的に作成されます。 サポートしているデータが Excel テーブル内にある場合、構造化参照を使用すると、配列範囲のデータの追加または削除に応じて、配列のサイズが自動的に変更されます。 詳しくは、スピルした配列の動作に関する記事をご覧ください。
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Excel では、ブック間の動的配列のサポートが制限されており、このシナリオは双方のブックが開いているときにのみサポートされます。 元のブックが閉じられている場合、リンク済みの動的配列数式は更新されるとエラー値 #REF! を返します。
例
使用例 1
この例では、SORT と UNIQUE を組み合わせて使用して、名前の一意のリストを昇順で返します。
使用例 2
この例では、exactly_once引数を TRUE に設定し、関数はサービスを 1 回持つ顧客のみを返します。 これは、追加のサービスに戻っていないユーザーを特定して連絡を取る場合に便利です。
使用例 3
この例では、アンパサンド (&) を使用して、姓と名を完全名に連結します。 式は、A2:A12 と B2:B12 の名前の範囲全体を参照します。 これにより、Excel はすべての名前の配列を返すことができます。
ヒント:
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名前の範囲を Excel テーブルとして書式設定すると、名前を追加または削除すると、数式が自動的に更新されます。
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名前の一覧を並べ替える場合は、SORT 関数=SORT(UNIQUE(B2:B12&" "&A2:A12)) を追加できます。
使用例 4
この例では、2 つの列を比較し、それらの間の一意の値のみを返します。
補足説明
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