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この記事では、Microsoft Excel の TODAY 関数の数式の構文と使用方法について説明します。

説明

TODAY 関数は、現在の日付のシリアル番号を返します。 シリアル値とは、Excel で日付や時刻の計算に使用されるコードのことです。 この関数を挿入する前のセルの表示形式が [標準] であった場合、セルの形式は [日付] に変更されます。 シリアル値を表示する場合は、セルの書式を [標準] または [数値] に変更する必要があります。

TODAY 関数は、ブックを開いているどうかに関係なく、シートに現在のデータを表示する必要がある場合に便利です。 間隔を計算する場合にも便利です。 たとえば、1963 年に生まれた人について、次の数式を使用して、その人の今年の誕生日の時点での年齢を調べることができます。

= YEAR( TODAY())-1963

この数式は、YEAR 関数の引数として TODAY 関数を使用して現在の年を取得し、1963 を減算した後、その人の年齢を返します。

TODAY 関数で目的どおりに日付が更新されないときは、ブックまたはワークシートが再計算されるタイミングを制御するための設定を変更することが必要となる場合があります。 [ファイル] タブの [オプション] をクリックし、[数式] カテゴリの [計算方法の設定] をクリックし、[自動] が選択されていることを確認します。

書式

TODAY()

TODAY 関数の書式には引数はありません。

Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。 既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存され、2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,447 日後に当たるので、シリアル値は 39448 になります。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

数式

説明

結果

=TODAY()

現在の日付を返します。

2011/12/1

=TODAY()+5

現在の日付から 5 日後の日付を返します。 たとえば、現在の日付が 2012/1/1 であれば、2012/1/6 を返します。

2011/12/6

=DATEVALUE("2030/1/1")-TODAY()

現在の日付と 2030/1/1 との間の日数を返します。 ただし、結果を正しく表示するためには、セル A4 の表示形式が [標準] または [数値] に設定されている必要があります。

1918/1/31

=DAY(TODAY())

その月の現在の日付 (1 ~ 31) を返します。

1

=MONTH(TODAY())

その年の現在の月 (1 ~ 12) を返します。 たとえば、現在の月が 5 月であれば、5 を返します。

12

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