ここでは、Microsoft Excel の SYD 関数の書式および使用法について説明します。
説明
級数法 (Sum-of-Year's Digits Method) を使用して、特定の期における減価償却費を返します。
書式
SYD(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期)
SYD 関数の書式には、次の引数があります。
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価格 必ず指定します。 資産を購入した時点での価格を指定します。
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残存価額 必ず指定します。 耐用年数が終了した時点での資産の価格 (資産の救済価額) を指定します。
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耐用年数 必ず指定します。 資産を使用できる年数、つまり償却の対象となる資産の寿命年数を指定します。
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期 必ず指定します。 期間 と は、有効期間と同じ単位を使用する必要があります。
解説
SYD 関数は、次の数式で計算します。
例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
説明 |
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¥ 3,000,000 |
取得価額 |
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¥ 750,000 |
残存価額 |
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10 |
耐用年数 |
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数式 |
説明 (計算結果) |
計算結果 |
=SYD(A2,A3,A4,1) |
初年度の減価償却費を求めます (409,091) |
¥409,091 |
=SYD(A2,A3,A4,10) |
10 年目の減価償却費を求めます (40,909) |
¥40,909 |