ここでは、Microsoft Excel の STANDARDIZE 関数の書式および使用法について説明します。
説明
平均と標準偏差で決定される分布を対象に、正規化された値を返します。
書式
STANDARDIZE(x, 平均, 標準偏差)
STANDARDIZE 関数の書式には、次の引数があります。
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X 必ず指定します。 正規化する数値を指定します。
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平均 必ず指定します。 対象となる分布の算術平均 (相加平均) を指定します。
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標準偏差 必ず指定します。 対象となる分布の標準偏差を指定します。
解説
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標準偏差 ≤ 0 の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
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正規化された値は、次の式で求められます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
説明 |
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42 |
正規化する値。 |
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40 |
分布の算術平均 (相加平均)。 |
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1.5 |
分布の標準偏差。 |
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数式 |
説明 |
結果 |
=STANDARDIZE(A2,A3,A4) |
算術平均 40、標準偏差 1.5 で 42 を正規化した値を返します。 |
1.33333333 |