ここでは、Microsoft Excel の SKEW 関数の書式および使用法について説明します。
説明
分布の歪度を返します。 歪度は、平均値周辺分布の両側の非対称度を表します。 正の歪度は、より正の値に向かって広がる非対称のテールを持つ分布を示します。 負の歪度は、より負の値に向かって伸びる非対称テールを持つ分布を示します。
書式
SKEW(数値 1, [数値 2], ...)
SKEW 関数の書式には、次の引数があります。
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数値 1, 数値 2, ... 数値 1 は必須で、それ以降の数値は省略可能です。 歪度の計算の対象となる 1 ~ 255 個の引数を指定できます。 また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。
解説
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引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
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引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
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引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
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エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
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指定する数値データの数が 2 個以下の場合、または標本の標準偏差が 0 の場合は、エラー値 #DIV/0! が返されます。
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歪度の数式は次のように定義されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
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3 |
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4 |
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5 |
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2 |
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3 |
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5 |
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6 |
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4 |
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7 |
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数式 |
説明 |
結果 |
=SKEW(A2:A11) |
A2 ~ A11 のデータに関する分布の歪度を返します。 |
0.359543 |