この記事では、Microsoft Excel の REPLACE 関数と REPLACEB 関数の数式の構文と使用方法について説明します。
説明
REPLACE 関数は、文字列に含まれる、指定された文字数の文字を別の文字に置き換えます。
REPLACEB 関数は、文字列中の指定されたバイト数の文字を別の文字に置き換えます。
重要:
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これらの関数は、一部の言語ではご利用いただけないことがあります。
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REPLACE 関数は、1 バイト文字セット (SBCS) を使う言語での使用を意図したものです。REPLACEB 関数は、2 バイト文字セット (DBCS) を使う言語での使用を前提としています。 コンピューターの既定の言語の設定に応じて、戻り値は次のようになります。
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REPLACE 関数では、既定の言語の設定に関係なく、1 バイト文字も 2 バイト文字も、各文字が常に 1 つとして数えられます。
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REPLACEB 関数では、DBCS をサポートする言語の編集を有効にした後でその言語を既定の言語として設定した場合に、各 2 バイト文字が 2 つとして数えられます。 それ以外の場合は、各文字は 1 つとして数えられます。
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DBCS をサポートする言語には、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、および韓国語があります。
構文
REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)
REPLACEB(文字列, 開始位置, バイト数, 置換文字列)
REPLACE 関数と REPLACEB 関数の書式には、次の引数があります。
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文字列 必ず指定します。 置き換えを行う文字列を指定します。
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開始位置 必ず指定します。 置換文字列と置き換える先頭文字の位置 (文字番号) を数値で指定します。文字列の先頭文字の位置が 1 になります。
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文字数 必ず指定します。 置換文字列と置き換える文字列の文字数を指定します。
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バイト数 必ず指定します。 置換文字列と置き換える文字列のバイト数を指定します。
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置換文字列 必ず指定します。 文字列の一部と置き換える文字列を指定します。
例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
||
---|---|---|
abcdefghijk |
||
2009 |
||
123456 |
||
数式 |
説明 (計算結果) |
結果 |
=REPLACE(A2,6,5,"*") |
abcdefghijk の 6 番目の文字 (f) 以降の 5 文字を "*" 一文字に置き換えます。 |
abcde*k |
=REPLACE(A3,3,2,"10") |
文字列 "2009" の最後の 2 桁を "10" に置き換えます。 |
2010 |
=REPLACE(A4,1,3,"@") |
123456 の先頭の 3 文字を "@" 一文字に置き換えます。 |
@456 |