ここでは、Microsoft Excel の PRODUCT 関数の書式および使用法について説明します。
説明
PRODUCT 関数は、引数として指定されたすべての数値を乗算し、製品を返します。 たとえば、セル A1 と A2 に数値が含まれている場合、数式 =PRODUCT(A1, A2) を使用して、これらの 2 つの数値を乗算できます。 乗算 (*) 算術演算子を使用して、同じ演算を実行することもできます。たとえば、 =A1 * A2 です。
PRODUCT 関数は、多数のセルを一緒に乗算する必要がある場合に便利です。 たとえば、数式 =PRODUCT(A1:A3, C1:C3) は 、=A1 * A2 * A3 * C1 * C2 * C3 と同じです。
構文
PRODUCT(数値 1, [数値 2], ...)
PRODUCT 関数の書式には、次の引数があります。
-
数値 1 必ず指定します。 積を計算する最初の数値または範囲を指定します。
-
数値 2, ... 省略可能です。 積を計算する 2 番目以降の数値または範囲を指定します (引数は 1 ~ 255 個まで指定できます)。
注: 引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。 配列やセル範囲に含まれる空白セル、論理値、および文字列はすべて無視されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
||
5 |
||
15 |
||
30 |
||
数式 |
説明 |
結果 |
=PRODUCT(A2:A4) |
セル A2 ~ A4 の数値の積を計算します。 |
2250 |
=PRODUCT(A2:A4, 2) |
セル A2 ~ A4 の数値の積を計算し、その結果に 2 を掛けます。 |
4500 |
=A2*A3*A4 |
PRODUCT 関数ではなく数学演算子を使用して、セル A2 ~ A4 の数値の積を計算します。 |
2250 |