この記事では、 PROB の数式の構文と使用方法について説明します 関数を Microsoft Excel で使用できます。
説明
指定した範囲に含まれる値が上限と下限との間に収まる確率を返します。 上限の指定を省略すると、x 範囲に含まれる値が下限と等しくなる確率を返します。
書式
PROB(x 範囲, 確率範囲, [下限], [上限])
PROB 関数の書式には、次の引数があります。
-
x 範囲 必ず指定します。 確率範囲と対応関係にある数値 x を含む配列またはセル範囲を指定します。
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確率範囲 必ず指定します。 x 範囲に含まれるそれぞれの数値に対応する確率を指定します。
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下限 省略可能です。 対象となる数値の下限を指定します。
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上限 省略可能です。 対象となる数値の上限を指定します。
解説
-
確率範囲 <= 0 または確率範囲 > 1 であるとき、エラー値 #NUM! が返されます。
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確率範囲に含まれる値の合計が 1 にならないとき、エラー値 #NUM! が返されます。
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上限を省略すると、x 範囲に含まれる数値が下限の値に等しくなる確率が計算されます。
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x 範囲と確率範囲のデータの個数が異なると、エラー値 #N/A が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
||
---|---|---|
x の値 |
確率 |
|
0 |
0.2 |
|
1 |
0.3 |
|
2 |
0.1 |
|
3 |
0.4 |
|
数式 |
説明 |
結果 |
=PROB(A3:A6,B3:B6,2) |
x が 2 である確率を求めます。 |
0.1 |
=PROB(A3:A6,B3:B6,1,3) |
x が 1 から 3 までの範囲に収まる確率を求めます。 |
0.8 |