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Power Pivot は、強力なデータ分析の実行や高度なデータ モデルの作成に使うことができる Excel のアドインです。 Power Pivot を使用すると、さまざまなソースから取得した大量のデータをまとめてすばやく分析し、得られた知見を簡単に共有できます。

Excel と Power Pivot のどちらでも、データ モデル (リレーションシップを持つテーブルのコレクション) を作成できます。 Excel のブックに表示されるデータ モデルと、Power Pivot ウィンドウに表示されるデータ モデルは同じものです。 Excel でインポートしたデータは Power Pivot で利用可能であり、同様に Power Pivot でインポートしたデータを Excel で利用することもできます。

注: 詳細な説明に入る前に、ここでビデオを視聴するか、[取得と変換] および Power Pivot に関する学習ガイドを参照することをお勧めします。

  • 複数のデータ ソースから数百万行のデータをインポートする    いずれも IT サポートを必要としません。

  • 高速な計算と分析をお楽しみください    数百万行を数千行ほどで処理し、マルチコア プロセッサとギガバイトのメモリを最大限に活用して、計算を最速で処理します。 最大のデータ セットをメモリに読み込むための効率的な圧縮アルゴリズムを使用して、デスクトップ上の大規模なデータ分析に関する既存の制限を克服します。

  • データ ソースの実質的に無制限のサポート    リレーショナル データベース、多次元ソース、クラウド サービス、データ フィード、Excel ファイル、テキスト ファイル、Web からのデータなど、デスクトップ上の大規模なデータ分析のために、任意の場所からソース データをインポートして結合するための基盤を提供します。

  • セキュリティと管理    PowerPivot 管理ダッシュボードにより、IT 管理者は共有アプリケーションを監視および管理でき、セキュリティ、高可用性、パフォーマンスを確保します。

  • Data Analysis Expressions (DAX)    DAX は、Excel のデータ操作機能を拡張する数式言語で、より高度で複雑なグループ化、計算、分析ができるようになります。 DAX 式の構文は Excel の数式によく似ています。

PowerPivot または Excel での作業

Excel と PowerPivot の基本的な違いは、PowerPivot ウィンドウで作業する方が高度なデータ モデルを作成できるということです。 いくつかの作業で比較してみましょう。

作業

Excel の場合

PowerPivot の場合

大企業のデータベース、パブリック データ フィード、スプレッドシート、コンピューター上のテキスト ファイルなど、さまざまなソースからデータをインポートする

データ ソースのすべてのデータをインポートします。

インポート時にデータをフィルター処理し、列とテーブルの名前を変更します。

Power Pivot アドインを使用したデータの取得に関する記事を読む

テーブルを作成する

テーブルは、ブック内の任意のワークシートに作成できます。 ワークシートに複数のテーブルを含めることができます。

テーブルは、PowerPivot ウィンドウの個別のタブ ページにまとめられます。

テーブル内のデータを編集する

テーブルにある個々のセルの値を編集できます。

個々のセルは編集できません。

テーブル間のリレーションシップを作成する

[リレーションシップ] ダイアログ ボックスで作成します。

[ダイアグラム ビュー] または [リレーションシップの作成] ダイアログ ボックスで作成します。

詳細については、「2 つのテーブル間でリレーションシップを作成する」を参照してください。

計算を作成する

Excel の数式を使用します。

Data Analysis Expressions (DAX) 記述言語を使用して、高度な計算式を記述します。

階層を作成する

無効

階層を定義して、Power View など、ブック内のさまざまな場所で使用します。

主要業績評価指標 (KPI) を作成する

無効

KPI を作成し、ピボットテーブルや Power View レポートで使用します。

パースペクティブを作成する

無効

パースペクティブを作成し、ブックの利用者に対して表示される列とテーブルの数を制限します。

ピボットテーブルおよびピボットグラフを作成する

Excel でピボットテーブル レポートを作成します。

ピボットグラフを作成する

PowerPivot ウィンドウの [ピボットテーブル] をクリックします。

モデルを Power View 用に拡張する

基本的なデータ モデルを作成します。

既定のフィールドの特定、画像、一意の値などの拡張を行います。

詳細については、「Power View 用にモデルを拡張する」を参照してください。

Visual Basic for Applications (VBA) を使用する

Excel で VBA を使用します。

PowerPivot ウィンドウでは VBA はサポートされていません。

データをグループ化する

Excel のピボットテーブルでグループ化します。

計算列や計算フィールドで DAX を使用します。

データの格納方法

Excel と PowerPivot ウィンドウで作業するデータは、Excel ブック内の分析データベースに格納され、強力なローカル エンジンがそのデータベース内のデータを読み込み、クエリ、更新します。 データは Excel にあるため、データの集計と操作に使用する Excel のピボットテーブル、ピボットグラフ、Power View などの機能ですぐに使用できます。 すべてのデータ表示と対話機能は、Excel によって提供されます。データと Excel プレゼンテーション オブジェクトは、同じブック ファイルに含まれています。 PowerPivot は、最大 2 GB のサイズのファイルをサポートし、メモリ内で最大 4 GB のデータを操作できます。

SharePoint への保存

PowerPivot で変更したブックは、他のファイルを共有するすべての方法で他のユーザーと共有できます。 ただし、ブックを有効になっている SharePoint 環境に発行すると、さらに多くの利点Excel Services得られます。 SharePoint サーバーで、Excel Servicesは、他のユーザーがデータを分析できるブラウザー ウィンドウでデータを処理してレンダリングします。

SharePoint では、SharePoint の PowerPivot を追加して、 PowerPivot ギャラリー、サーバーの全体管理の PowerPivot 管理ダッシュボード、スケジュールされたデータ更新、発行されたブックを SharePoint 内の場所から外部データ ソースとして使用する機能など、追加のコラボレーションとドキュメント管理のサポートを得ることができます。

ヘルプを表示する

Power Pivot の詳細については、「PowerPivot のヘルプ」を参照してください。

補足説明

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