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ポアソン確率の値を返します。 通常、ポアソン分布は一定の時間内に起きる事象の数を予測するために利用されます。たとえば、ポアソン分布を使って、高速道路の料金所を 1 分間に通過する自動車の台数を予測することができます。

書式

POISSON.DIST(イベント数,平均,関数形式)

POISSON.DIST 関数の書式には、次の引数があります。

  • X     必ず指定します。 生じる事象の数を指定します。

  • 平均     必ず指定します。 一定の時間内に起きる事象の平均値を指定します。

  • 関数形式     必ず指定します。 計算結果として返される確率関数値の形式を、論理値で指定します。 関数形式に TRUE を指定した場合、生起するランダムな事象の数が 0 からイベント数の範囲であるような累積ポアソン確率が計算されます。FALSE の場合は、生起する事象の数が正確にイベント数となるようなポアソン確率が計算されます。

解説

  • イベント数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。

  • イベント数、または平均に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • イベント数 < 0 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 平均 < 0 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • POISSON.DIST 関数は、次の数式で表されます。

    関数形式 = FALSE の場合

    数式

    関数形式 = TRUE の場合

    数式

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

説明

2

イベント数

5

予想平均

数式

説明

結果

=POISSON.DIST(A2,A3,TRUE)

A2 と A3 で指定された引数に対する累積ポアソン確率の値を求めます。

0.124652

=POISSON.DIST(A2,A3,FALSE)

A2 と A3 で指定された引数に対するポアソン確率質量関数の値を求めます。

0.084224

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