PERCENTRANK関数は、データセット内の値のランクをデータセットのパーセンテージとして返します。基本的には、データセット全体内の値の相対的な順位です。 たとえば、PERCENTRANKを使用して、同じテストのすべてのスコアのフィールド間で個人のテスト スコアの順位を判断できます。
重要: この関数は、精度が向上し、その名前が目的をより適切に反映する他の関数と置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き使用できますが、今後のバージョンの Excel では使用できない場合があります。 ここで、新しい関数を使用することを検討してください。
新しい関数の詳細については、「PERCENTRANK.EXC関数とPERCENTRANK.INC関数」を参照してください。
書式
PERCENTRANK(配列,x,[有効桁数])
PERCENTRANK 関数の書式には、次の引数があります。
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配列 必ず指定します。
パーセントランクが決定される数値のデータ (または事前に定義された配列) の範囲。 -
X 必ず指定します。 配列内のランクを知りたい値。
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有効桁数 省略可能です。 計算結果として返される百分率の有効桁数を指定します。 有効桁数を省略すると、小数点以下第 3 位 (0.xxx) まで計算されます。
解説
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配列が空の場合、PERCENTRANKは #NUM を返します。 が返されます。
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有効桁数 < 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
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X が配列内の値の 1 つ (たとえば、特定の学生テスト スコアの一覧) と特に一致しない場合は、補間PERCENTRANK、X のランクのパーセンテージを返します。
例
次の表から、例のデータをコピーします ([ 上のデータ ] という単語から、すべての数式など)。 次に、新しい Excel ワークシートで、そのすべてをセル A1 以下に貼り付けます。
数式の結果を表示するには、数式を選択し、F2 キーを押して Enter キーを押します。 表示に必要に応じて列の幅を調整します。
データ |
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13 |
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12 |
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11 |
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8 |
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4 |
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3 |
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2 |
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1 |
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1 |
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1 |
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数式 |
説明 (計算結果) |
結果 |
=PERCENTRANK(A2:A11,2) |
範囲 A2:A11 の中で、2 の順位を比率で求めます。 セット内の 3 つの値が 2 未満であり、6 は 2 よりも大きいので、結果は 0.333 が返されます。 範囲の中に 2 が含まれるので (セル A8)、2 未満の数は 2 未満の数と 2 より大きい数の値の合計で割られます。 結果は、3/(3+6)=0.333 になります。 |
0.333 |
=PERCENTRANK(A2:A11,4) |
範囲 A2:A11 の中で、4 の順位を比率で求めます。 5 つの値が 4 未満で、4 つの値が 4 より大きいです。 上記の例は、5/(4+5)=0.555 のようになります。 |
0.555 |
=PERCENTRANK(A2:A11,8) |
範囲 A2:A11 の中で、8 の順位を比率で求めます。 6 つの値が 8 未満で、3 つの値が 8 より大きいです。 上記の例に従って、6/(6+3) =0.666。 |
0.666 |
=PERCENTRANK(A2:A11,5) |
範囲 A2:A11 の中で、5 の順位を比率で求めます。 上記の例とは異なり、範囲の中に 5 は含まれません。 4 の PERCENTRANK と 8 の PERCENTRANK の間の 1/4 の位置を探すことにより 5 の PERCENTRANK が計算されます。 これは、(0.555)+(0.25*(0.666-0.555))、または 0.583 です。 |
0.583 |