定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して、投資に必要な期間を返します。
書式
NPER(利率, 定額支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日)
NPER 関数の引数および財務関数の詳細については、PV 関数を参照してください。
利率 投資の利率を指定します。
定期支払額 毎回の支払額を指定します。投資期間内に支払額を変更することはできません。通常、定期支払額には元金と利息が含まれますが、その他の手数料や税金は含まれません。
現在価値 投資の現在価値、つまり、将来行われる一連の支払いを現時点で一括払いした場合の合計金額を指定します。
将来価値 投資の将来価値、つまり、最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。省略すると、0 を指定したと見なされます。たとえば、ローンなどの借入金の将来価値は 0 となります。
支払期日 支払いがいつ行われるかを、数値の 0 または 1 で指定します。
支払期日の値 |
支払いが行われる時期 |
0 または省略 |
各期の期末 |
"1"。 |
各期の期首 |
使用例
利率 |
定期支払額 |
現在価値 |
将来価値 |
支払期日 |
数式 |
説明 (計算結果) |
12% |
-100 |
-1000 |
1,000,000 |
"1"。 |
=NPER([利率]/12, [定額支払額], [現在価値], [将来価値], 1) |
指定された引数での投資期間を求めます (60) |
12% |
-100 |
-1000 |
1,000,000 |
"1"。 |
=NPER([利率]/12, [定額支払額], [現在価値], [将来価値]) |
同じ設定で支払期日を期末とした場合の投資期間を求めます (60) |
12% |
-100 |
-1000 |
1,000,000 |
"1"。 |
=NPER([利率]/12, [定額支払額], [現在価値]) |
同じ設定で将来価値を 0 とした場合の投資期間を求めます (-9.578) |