ここでは、Microsoft Excel の NPER 関数の書式および使用法について説明します。
説明
定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して、投資に必要な期間を返します。
書式
NPER(利率,定期支払額,現在価値,[将来価値],[支払期日])
NPER 関数の引数および財務関数の詳細については、PV 関数を参照してください。
NPER 関数の書式には、次の引数があります。
-
利率 必ず指定します。 投資期間を通じて一定の利率を指定します。
-
Pmt 必ず指定します。 各期間に行われた支払い。それは年金の生活の中で変わることはできません。 通常、pmt には元金と利息が含まれますが、その他の手数料や税金は含まれていません。
-
現在価値 必ず指定します。 投資の現在価値、つまり将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の合計金額を指定します。
-
将来価値 省略可能です。 投資の将来価値、つまり最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。 将来価値を省略すると、0 を指定したと見なされます (たとえば、ローンなどの借入金の将来価値は 0 になります)。
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型 省略可能です。 いつ支払いが行われるかを、数値の 0 または 1 で指定します。
支払期日 |
支払いが行われる時期 |
0 または省略 |
各期の期末 |
1 |
各期の期首 |
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
説明 |
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0.12 |
年利 |
|
-100 |
定期支払額 |
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-1,000 |
現在価値 |
|
10000 |
将来価値 |
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1 |
支払期日 (期首) |
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数式 |
説明 |
計算結果 |
=NPER(A2/12, A3, A4, A5, 1) |
上のデータにおいて、投資に必要な期間を求めます |
59.6738657 |
=NPER(A2/12, A3, A4, A5) |
上のデータにおいて、支払期日を期末とした場合に投資に必要な期間を求めます |
60.0821229 |
=NPER(A2/12, A3, A4) |
上のデータにおいて、将来価値を 0 とした場合に投資に必要な期間を求めます |
-9.57859404 |