標準正規分布の累積分布関数の値を返します。この分布は、平均が 0 (ゼロ) で標準偏差が 1 である正規分布に対応します。
標準正規分布表の代わりにこの関数を使用することができます。
書式 - 標準正規分布
NORM.S.DIST(z,関数形式)
NORM.S.DIST 関数の書式には、次の引数があります。
-
Z 必ず指定します。 関数に代入する値を指定します。
-
関数形式 必ず指定します。 関数の形式を論理値で指定します。 関数形式に TRUE を指定すると累積分布関数の値が計算され、FALSE を指定すると確率密度関数の値が計算されます。
解説
-
z に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
-
正規分布の標準密度関数は次の式で定義されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
計算結果 |
=NORM.S.DIST(1.333333,TRUE) |
1.333333 の標準正規分布の累積分布関数の値を求めます |
0.908788726 |
=NORM.S.DIST(1.333333,FALSE) |
1.333333 の標準正規分布の確率関数の値を求めます |
0.164010148 |