配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する縦方向の配列 (モード) を返します。 横方向の配列の場合は、TRANSPOSE(MODE.MULT(数値 1,数値 2,...)) を使用します。
複数のモードがある場合、複数の結果が返されます。 この関数は値の配列を返すため、配列数式として入力する必要があります。
書式
MODE.MULT((数値 1,[数値 2],...)
MODE.MULT 関数の書式には、次の引数があります。
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数値 1 必ず指定します。 必ず指定します。 モードの計算の対象となる最初の数値引数を指定します。
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数値 2, ... 省略可能です。 モードの計算の対象となる 2 ~ 254 個の数値引数を指定します。 また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。
解説
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引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
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引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
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エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
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対象となるデータに重複する値が含まれていない場合、エラー値 #N/A が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
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1 |
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2 |
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3 |
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4 |
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3 |
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2 |
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1 |
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2 |
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3 |
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5 |
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6 |
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1 |
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数式 |
説明 |
結果 |
=MODE.MULT(A2:A13) |
数式 =MODE.MULT(A2:A13) は、配列数式として入力する必要があります。 MODE.MULT1 が配列数式として入力されると、それぞれが 3 回表示されるので、モードとして 1、2、3 が返されます。 この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 1 のみが計算結果として返されます。 この結果は、MODE.SNGL 関数を使用したときと同じ結果になります。 配列数式を作成する際、すべてのモードが返されたことを確認するために、いくつかの余分なセルを含めます。 C15:C22 の範囲で配列数式を作成します。 追加のモードがないところには、エラー値 #N/A が存在します。 |
1 |
2 |
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3 |
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#N/A |
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#N/A |
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#N/A |
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#N/A |
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#N/A |