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この記事では、Microsoft Excel の MID 関数の数式の構文と使用方法について説明します。

説明

文字列の指定された位置から指定された文字数の文字を返します。

構文

MID(文字列, 開始位置, 文字数)

MID 関数の構文には、次の引数があります。

  • 文字列    必ず指定します。 取り出す文字を含む文字列を指定します。

  • 開始位置    必ず指定します。 文字列から取り出す先頭文字の位置を数値で指定します。 文字列の先頭文字の位置が 1 になります。

    • 開始位置が文字列の文字数より大きい場合、空白文字列 ("") が返されます。

    • 開始位置が文字列の文字数より小さく、開始位置と文字数の和が文字列の文字数を超える場合、開始位置から文字列の最後までの文字が返されます。

    • 開始位置が 1 より小さい場合、エラー値 #VALUE! エラー値。

  • 文字数    MID に必要です。 取り出す文字数を指定します。

    • 文字数に負の数を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

Fluid Flow

数式

説明

結果

=MID(A2,1,5)

A2 の中の文字列の最初の文字から 5 文字が返されます。

Fluid

=MID(A2,7,20)

A2 の中の文字列の 7 番目の文字から 20 文字が返されます。 返される文字数 (20) が文字列の長さ (10) よりも大きいので、7 番目以降のすべての文字が返されます。 末尾に空の文字 (スペース) が追加されることはありません。

Flow

=MID(A2,20,5)

開始位置が文字列の長さ (10) を超えるので、空の文字列が返されます。

重要: 

  • MIDB関数は非推奨です。

  • 互換性バージョン 2 に設定されたブックでは、MID によってサロゲート ペアの動作が改善され、2 文字ではなく 1 文字としてカウントされます。 バリエーション セレクター (絵文字でよく使用される) は、引き続き個別の文字としてカウントされます。 続きを読む: Unicode 標準

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