ここでは、Microsoft Excel の INFO 関数の書式および使用法について説明します。
注: INFO 関数は Excel Online では利用できません。
説明
現在の操作環境についての情報を返します。
書式
INFO(検査の種類)
INFO 関数の書式には、次の引数があります。
-
検査の種類 必ず指定します。 情報の種類を文字列で指定します。
検査の種類 |
戻り値 |
---|---|
"directory" |
[Excel] オプションで指定した現在のディレクトリまたはフォルダーのパス。 起動時に、 のすべてのファイルを開きます ([ ファイル ]> [オプション] > [詳細設定 ]> [全般] を選択します)。 |
"numfile" |
開いているブック内のワークシートの数。 |
"origin" |
現在ウィンドウに表示されている範囲の左上隅の絶対セル参照が "$A:" で始まる文字列として返されます。 この値は、Lotus 1-2-3 R3.x との互換性を保つためのものです。 実際に返される値は、現在の参照形式の設定により決まります。 たとえば、D9 を使用する場合、戻り値は次のようになります。
|
"osversion" |
現在使用されているオペレーティング システムのバージョン |
"recalc" |
現在設定されている再計算のモード ("自動" または "手動") |
"release" |
Excel のバージョン |
"system" |
オペレーティング環境の名前: Macintosh = "mac" Windows = "pcdos" |
重要: 以前のバージョンの Microsoft Excel では、検査の種類の値が "memavail"、"memused"、および "totmem" の場合は、メモリ情報が返されました。 これらの検査の種類の値は現在ではサポートされておらず、エラー値 #N/A が返されます。
使用例
次の表の数式の例をコピーし、新しい Excel ワークシートに貼り付けます。
数式 |
説明 |
結果 |
---|---|---|
=INFO("numfile") |
開いているブック内のワークシートの数 |
現在開いているブックのシート数を示す数値 |
=INFO("recalc") |
現在設定されているブックの再計算モードを調べます。 |
計算オプションの現在の状態に応じて、"自動" または "手動" です。 |