IF 関数
IF 関数は Excel で頻繁に使用される関数の 1 つであり、ある値と期待値を論理的に比較できます。
そのため、IF ステートメントには 2 つの結果があります。 1 つ目の結果は比較が True の場合であり、2 つ目の結果は比較が False の場合です。
たとえば、=IF(C2=”Yes”,1,2) の意味は次のようになります。IF(C2 = Yes の場合は 1 を返し、それ以外の場合は 2 を返します)。
論理関数の 1 つである IF 関数を使うと、条件が true または false の場合に、それぞれ別の値を返すことができます。
IF(論理式, [値が真の場合], [値が偽の場合])
次に例を示します。
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=IF(A2>B2,"予算超過","OK")
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=IF(A2=B2,B4-A4,"")
引数名 |
説明 |
---|---|
logical_test (必須) |
テストする条件 |
value_if_true (必須) |
logical_test の結果が TRUE の場合に返す値 |
value_if_false (オプション) |
logical_test の結果が FALSE の場合に返す値 |
単純な IF の例
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=IF(C2=”Yes”,1,2)
上の例では、セル D2 の意味は次のようになります。IF(C2 = Yes の場合は 1 を返し、それ以外であれば 2 を返します)
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=IF(C2=1,”Yes”,”No”)
この例では、セル D2 の式は次を意味します。IF(C2 = 1 の場合は Yes を返し、それ以外であれば No を返します) このように、IF 関数はテキストと値の両方の評価に使用できます。 また、エラーの評価にも使用できます。 あるものと別のものが等しいかどうかを確認し、1 つの結果を返すだけではなく、数学演算子を使用して、条件に基づいて追加の計算を実行することもできます。 複数の比較を実行するために、複数の IF 関数を入れ子にすることもできます。
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=IF(C2>B2,”予算超過”,”予算内”)
上の例では、D2 の IF 関数は IF(C2 が B2 より大きい場合は “予算超過” を返し、それ以外の場合は “予算内” を返す) という意味になります。
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=IF(C2>B2,C2-B2,0)
上の図では、テキストの結果を返す代わりに、数学的な計算を返します。 E2 の式は、IF(実際の値が予算より大きい場合は実際の金額から予算の金額を差し引き、それ以外の場合は何も返さない) という意味になります。
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=IF(E7=”Yes”,F5*0.0825,0)
この例では、F7 の式は、IF(E7 = “Yes” の場合は F5 * 8.25% で合計金額を計算し、それ以外の場合は売上税を支払う必要がなく、0 を返す) という意味になります。
注: 式にテキストを使用する場合、テキストを引用符で囲む必要があります (例: "テキスト")。 唯一の例外は、TRUE または FALSE を使用するときです。Excel はこれらのテキストを自動的に理解します。
一般的な問題
問題 |
原因 |
---|---|
セルの内容が 0 (ゼロ) になる |
引数の value_if_true と value_if_False のどちらにも値が指定されていません。 値が返されるようにするには、引数文字列を 2 つの引数に追加するか、TRUE または FALSE を引数に追加します。 |
セルに #NAME? と表示される |
これは通常、式にスペルミスがあることを表しています。 |
補足説明
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