ここでは、Microsoft Excel の HEX2OCT 関数の書式および使用法について説明します。
説明
16 進数を 8 進数に変換します。
書式
HEX2OCT(数値, [桁数])
HEX2OCT 関数の書式には、次の引数があります。
-
数値 必ず指定します。 変換する 16 進数を指定します。 数値には 10 文字を超えて指定することはできません。 数値の最上位のビットは符号を表します。 残りの 39 ビットは数値の大きさを表します。 負の数は 2 の補数を使って表します。
-
桁数 省略可能です。 使用する文字数を指定します。 桁数を省略すると、必要最小限の桁数が使用されます。 桁数は、戻り値が桁数に満たないときに 0 (ゼロ) を前に付加して桁を埋める場合に役立ちます。
解説
-
数値が負の数である場合、桁数の値は無視され、10 桁の 8 進数が返されます。
-
数値が負の数である場合、数値に FFE0000000 より小さい負の数を指定することはできません。数値が正の数である場合、数値に 1FFFFFFF より大きい正の数を指定することはできません。
-
数値に 16 進数以外の値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
-
計算結果の桁数が指定した桁数の値よりも大きくなる場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
-
桁数に整数以外の値を指定すると、小数点以下は切り捨てられます。
-
桁数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
-
桁数に負の数を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
結果 |
=HEX2OCT("F", 3) |
16 進数の文字列 F を 3 桁の 8 進数に変換します (先頭の 0 は「桁埋め」と呼ばれます) |
017 |
=HEX2OCT("3B4E") |
16 進数の文字列 3B4E を 8 進数に変換します |
35516 |
=HEX2OCT("FFFFFFFF00") |
16 進数の文字列 FFFFFFFF00 を 8 進数に変換します |
7777777400 |