ここでは、Microsoft Excel の GESTEP 関数の書式および使用法について説明します。
説明
数値 ≧ しきい値の場合は 1 を返します。それ以外の場合は 0 を返します。 この関数を使用して値のセットを抽出します。 たとえば、複数の GESTEP 関数の戻り値を合計することによって、しきい値を超える値の数を計算します。
書式
GESTEP(数値, [しきい値])
GESTEP 関数の書式には、次の引数があります。
-
数値 必ず指定します。 しきい値に対して判定する値を指定します。
-
しきい値 省略可能です。 しきい値にする値を指定します。 しきい値を省略すると、0 が使用されます。
解説
引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
結果 |
=GESTEP(5, 4) |
5 は増分値である 4 以上であるかどうかを調べます。 |
1 |
=GESTEP(5, 5) |
5 は増分値である 5 以上であるかどうかを調べます。 |
1 |
=GESTEP(-4, -5) |
-4 は増分値である -5 以上であるかどうかを調べます。 |
1 |
=GESTEP(-1) |
-1 は既定の増分値である 0 より大きいかどうかを調べます。 |
0 |