ここでは、Microsoft Excel の CUBERANKEDMEMBER 関数の書式および使用法について説明します。
説明
セット内の n 番目の (ランクされている) メンバーを返します。 売り上げトップの販売員、成績上位 10 位までの生徒など、セット内の 1 つ以上の要素を取得するために使用します。
書式
CUBERANKEDMEMBER(接続, セット式, ランク, [キャプション])
CUBERANKEDMEMBER 関数の書式には、次の引数があります。
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接続 必ず指定します。 キューブへの接続名を表す文字列です。
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セット式 必ず指定します。 "{[アイテム 1].子供}" などのセット式を表す文字列です。 CUBESET 関数、または CUBESET 関数を格納するセルへの参照も指定できます。
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順位 必ず指定します。 返される 1 番上の値を指定する整数値です。 ランクの値が 1 の場合、1 番上の値が返されます。ランクの値が 2 の場合、上から 2 番目の値が返されます。 上位 5 番目までの値を返す場合は、CUBERANKEDMEMBER 関数を 5 回使い、それぞれに 1 から 5 の異なるランクを指定します。
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キャプション 省略可能です。 定義されている場合、キューブのキャプションの代わりにセルに表示される文字列です。
解説
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CUBERANKEDMEMBER 関数を使用して評価する場合、すべてのデータを取得する前に、一時的にセル内に "#GETTING_DATA..." というメッセージが表示されます。
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接続名がブックに格納されている有効なブック接続でない場合は、エラー値 #NAME? が返されます。 オンライン分析処理 (OLAP) サーバーが実行されていない、利用できない、またはエラー メッセージを返す場合も、エラー値 #NAME? が返されます。
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セット式の書式に誤りがあるか、または他のメンバーと異なるディメンションを持つメンバーが少なくとも 1 つ含まれる場合、エラー値 "#N/A" が返されます。
使用例
= CUBERANKEDMEMBER("売上",$D$4,1,"最上位の月")
=CUBERANKEDMEMBER("売上",CUBESET("売上","夏","[2004].[6 月]","[2004].[7 月]","[2004].[8 月]"),3,"最上位の月")
ヒント: 下位 n 番目までの値を返す場合は、CUBESET 関数の、並べ替え順序および並べ替えキーの引数を使用してセットの順序を反転し、上位 n 番目までの値を取得すると、これが元のセットの下位 n 番目までの値になります。 たとえば、CUBERANKEDMEMBER ("販売", $D$4,1) は最下位のメンバーを返し、CUBERANKEDMEMBER ("販売", $D$4, 2) は下から 2 番目のメンバーを返します。