CONCAT 関数は、複数の範囲や文字列のテキストを結合しますが、区切り記号や IgnoreEmpty 引数は指定しません。
CONCAT は 、連結関数を置き換えます。 ただし、CONCATENATE 関数は、以前のバージョンの Excel との互換性を保つため、引き続き使用できます。
注: この機能は、Office 2019 または Office 365 サブスクリプションをお持ちの場合に、Windows または Mac で使用できます。 Office 365 のサブスクリプションを使用している場合は、最新バージョンの Office をインストールしているかどうかを確認してください。
構文
CONCAT(テキスト1, [テキスト2],…)
引数 |
説明 |
---|---|
text1 (必須) |
結合するテキスト項目。 文字列またはセルの範囲などの文字列の配列。 |
[text2, ...] (省略可能) |
結合する追加のテキスト項目。 テキスト項目には最大 253 のテキスト引数がを設定可能です。 各引数には、文字列、またはセルの範囲などの文字列の配列を指定できます。 |
たとえば、=CONCAT("The"," ","sun"," ","will"," ","come"," ","up"," ","tomorrow.") は、The sun will come up tomorrow. を返します。
ヒント: 結合するテキストの間に区切り記号 (間隔やアンパサンド (&) など) を含め、結合されたテキスト結果に表示しない空の引数を削除するには、 TEXTJOIN 関数を使用します。
解説
-
結果の文字列が 32767 文字 (セルの上限) を超えると、CONCAT #VALUE! エラーを返します。
例
次のそれぞれの表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選んで、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
使用例 1
=CONCAT(B:B, C:C) |
A's |
B's |
---|---|---|
a1 |
b1 |
|
a2 |
b2 |
|
a4 |
b4 |
|
a5 |
b5 |
|
a6 |
b6 |
|
a7 |
b7 |
この関数は、すべての列と行の参照を許可しているため、次の結果が返されます。A’sa1a2a4a5a6a7B’sb1b2b4b5b6b7
使用例 2
=CONCAT(B2:C8) |
A's |
B's |
---|---|---|
a1 |
b1 |
|
a2 |
b2 |
|
a4 |
b4 |
|
a5 |
b5 |
|
a6 |
b6 |
|
a7 |
b7 |
結果: a1b1a2b2a4b4a5b5a6b6a7b7
使用例 3
データ |
名 |
姓 |
---|---|---|
来期の |
Andreas |
Hauser |
北米市場 |
Fourth |
Pine |
32 |
||
数式 |
説明 |
結果 |
=CONCAT("A2", " ", A3, "に対する輸出伸び率は", A4, "% と予想される") |
列 A のデータと他の文字列を結合して文を作成します。 |
来期の北米市場に対する輸出伸び率は 32% と予想される |
=CONCAT(B2," ", C2) |
セル B2 の文字列、空白文字、セル C2 の値の 3 つを結合します。 |
俊之 青木 |
=CONCAT(C2, ", ", B2) |
セル C2 の文字列、コンマと空白文字が含まれた文字列、セル B2 の値の 3 つを結合します。 |
青木, 俊之 |
=CONCAT(B3," & ", C3) |
セル B3 の文字列、アンパサンドの前後に空白文字が 1 つずつ付加された文字列、セル C3 の値の 3 つを結合します。 |
Fourth & Pine |
=B3 & " & " & C3 |
前の例と同じ項目を結合するのに、CONCAT 関数ではなく、計算演算子アンパサンド (&) を使うこともできます。 |
Fourth & Pine |
補足説明
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