ここでは、Microsoft Excel の BITRSHIFT 関数の書式および使用法について説明します。
説明
指定されたビットの数だけ右へシフトした数値を返します。
書式
BITRSHIFT(数値, shift_amount)
BITRSHIFT 関数の書式には、次の引数があります。
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数値 必ず指定します。 0 以上の整数でなければなりません。
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Shift_amount 必ず指定します。 整数でなければなりません。
解説
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数値を右へシフトするというのは、その数値のバイナリ表記の一番右側から桁を削除することです。 たとえば、10 進数値の 13 を 2 ビット右へシフトすると、そのバイナリ値 (1101) を 11 に変換、つまり 10 進数の 3 になります。
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いずれかの引数が制約外の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
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数値が (2^48)-1 より大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
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Shift_amount の絶対値が 53 よりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
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いずれかの引数が数値以外の値の場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
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Shift_amount 引数として負の数値が使用されると、ビットの数だけ左へシフトします。
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Shift_amount 引数として負の数値が使用されると、BITLSHIFT 関数の正の数値の Shift_amount 引数と同じ結果が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
結果 |
メカニズム |
=BITRSHIFT(13,2) |
2 進数で表される数値の右端から指定された桁数だけ除去して、数値のビットを右にシフトします。 返された数値は 10 進数で表現されます。 |
3 |
2 進数では、13 は 1101 を表示されます。 右端の 2 桁を除去すると 11 となり、10 進数では 3 になります。 |