ここでは、Microsoft Excel の ARABIC 関数の書式および使用法について説明します。
説明
ローマ数字をアラビア数字に変換します。
書式
ARABIC(文字列)
ARABIC 関数の書式には、次の引数があります。
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文字列 必ず指定します。 半角の二重引用符で囲んだ文字列、空の文字列 ("")、または文字列を含むセルへの参照を指定します。
解説
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文字列に無効な値が指定されるている場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
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エラー値 #VALUE! を返す値は、数値、日付、無効なローマ数字の文字列などです。
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入力値として空の文字列 ("") が使用されている場合は、0 が返されます。
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引数の最大長は、255 文字です。 したがって、返される最大数値は 255,000 です。
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文字列の大文字と小文字は区別されません。 たとえば、"mxmvii" は "MXMVII" と同じ結果 (1997) に評価されます。
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負のローマ数字は非標準ですが、負のローマ数字の評価はサポートされています。 "-MMXI" などのように、ローマ数字の前に負符号を挿入します。
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先頭と末尾のスペースも無視されます。
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ARABIC 関数は、ROMAN 関数とは逆の操作を実行します。 詳細については、「ROMAN 関数」を参照してください。
例
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ARABIC 関数を使用して値を変換します。
新しい Excel ブックを開き、この数式をセル A1 に入力します。
=ARABIC("LVII")
Enter キーを押すと、ローマ数字 LVII がアラビア語に相当する 57 に変換されます。
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関数のセル参照を使用して、他のセルから値を変換します。
セル A2 にこの数式を入力します。
=ARABIC(B1)
次に、セル B1 にローマ数字を入力します。
mcmxii
Excel はセル B1 の値を変換し、アラビア語と同等の 1912 を表示します。