ここでは、Microsoft Excel の ACOS 関数の構文および使用法について説明します。
説明
数値のアークコサイン (逆余弦) を返します。 アークコサインとは、そのコサインが数値となる角度のことです。 戻り値の角度は、0 (ゼロ) ~ pi の範囲内のラジアンで示されます。
書式
ACOS(数値)
ACOS 関数の書式には、次の引数があります。
-
数値 必ず指定します。 求める角度のコサインの値を、-1 ~ 1 の範囲で指定します。
解説
結果をラジアンから度に変換するには、結果に 180/PI() を掛けるか、DEGREES 関数を使用します。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
結果 |
=ACOS(-0.5) |
-0.5 のアークコサインをラジアン (2*pi/3) で求めます |
2.094395102 |
=ACOS(-0.5)*180/PI() |
-0.5 のアークコサインを角度で求めます |
120 |
=DEGREES(ACOS(-0.5)) |
-0.5 のアークコサインを角度で求めます |
120 |