Lync 2013 では、たとえば仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) 環境などのリモート デスクトップ環境での音声通話とビデオ通話がサポートされるようになりました。オーディオ デバイスまたはビデオ デバイスをローカル コンピューターに接続した後、Lync を実行している仮想マシンに接続することができます。いったん仮想マシンに接続して Lync にサインインしたら、音声通話やビデオ通話を発信したり受信したりできます。
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Lync が VDI 環境内にあるときにサポートされない機能はどれですか?
VDI 環境内で Lync 2013 を使用する場合は、以下の機能がサポートされません。
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オーディオ デバイスとビデオ デバイスの調整ページは使用できません。
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マルチビュー ビデオはサポートされません。
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会話の録音はサポートされません。
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代理呼び出しと応答グループのエージェント匿名の機能はサポートされません。
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会議への匿名参加 (つまり、自分の組織とフェデレーションしていない組織によってホストされている Lync 会議への参加) は、サポートされません。
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Lync Phone Edition を使用している場合の Lync VDI プラグインの使用はサポートされません。
オーディオ デバイスとビデオ デバイスをセットアップするにはどうすればいいですか?
Lync は、Lync がリモート デスクトップ環境で使用されていることを検出すると、コンピューターに接続されているオーディオ デバイスとビデオ デバイスを Lync で使用できるようにするために、ユーザーに資格情報の入力を求めます。
オーディオ デバイスとビデオ デバイスを接続するには、次の手順を行います。
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資格情報の入力を求められたら、それを入力し、[パスワードを保存する] を選択してから [OK] をクリックします。
オーディオ デバイスとビデオ デバイスが正常に接続できると、Lync のステータス バーが更新されます。
注: Lync のサインイン情報が誤っていたり、Lync サインイン情報の入力を求められたときに [キャンセル] をクリックしたりすると、オーディオ デバイスもビデオ デバイスも接続されません。この場合は、Lync をサインアウトし、正しいサインイン情報でもう一度サインインします。
オーディオ デバイスまたはビデオ デバイスが Lync でうまく動作しているかどうかを確認するにはどうすればいいですか?
これを行うには、次の 2 とおりの方法があります。
Lync の連絡先リストから、右下にあるステータス バーをチェックします。緑色のチェック マークが表示されていれば、オーディオ デバイスとビデオ デバイスが正常に Lync に接続されています。
Lync 認定オーディオ デバイスを使用している場合は、デバイスの LED 表示でプレゼンス状態が確認できれば、そのデバイスは正常に機能しています。
ローカル コンピューターに複数のヘッドセットを接続していますが、Lync でどれを使用しているかを調べるにはどうすればいいですか?
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Lync ステータス バーの左下の隅にある [オーディオ デバイス] アイコンを確認します。ここに、Lync で使用しているデバイスの一覧が表示されます。
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また、Lync のテスト通話を発信して、どのオーディオ デバイスが Lync で使用されるかを見て確認することもできます。
スピーカーの音量を調整するにはどうすればいいですか?
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通話中の場合は、[オーディオ] アイコンをクリックし、[デバイス] タブをクリックします。
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スライダー バーを使用して音量を調整します。
注: スピーカーをミュートするには、ボリューム スライダーの横にある [スピーカー] アイコンをクリックしてから [ミュート] アイコンをクリックします。
マイクの音量を調整するにはどうすればいいですか?
マイクの音量を調整するには、コンピューター上で次のいずれかの操作を行います。
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システム トレイの [スピーカー] アイコンを右クリックし、[録音デバイス] を選択します。
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一覧から使用しているデバイスを選択し、[プロパティ] をクリックします。
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[レベル] タブをクリックし、スライダー バーを使ってマイクの音量を調整します。
通話中にヘッドセットからスピーカーに切り替えるにはどうすればいいですか?
Lync では、Lync 互換デバイスからのすべての HID (ヒューマン インターフェイス デバイス) コマンドがサポートされています。ローカル コンピューターに接続されている HID がある場合は、スピーカーフォン デバイスのスピーカー ボタンを押せば、通話をヘッドセットからスピーカーフォンに切り替えることができます。