Compare フィールド コードは 2 つの値を比較し、比較の結果が TRUE の場合は "1"、比較の結果が FALSE の場合は "0" を表示します。 このフィールドを使用して、= (式) フィールドで AND や OR 関数を使用した複合論理比較を作成し、IF フィールドで = (式) フィールドの結果を使用できます。
構文
文書内の Compare フィールド コードを表示すると、次のような構文が表示されます。
{ COMPARE 式 1 演算子 式 2 }
注: フィールド コードは、何を表示するかをフィールドに指示します。 フィールドの実行結果は、フィールド コードの評価後に文書内に表示される内容です。 フィールド コードとフィールド コードの実行結果の表示を切り替えるには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。
説明
式 1、式 2
比較する値。 式では ブックマーク の名前、テキスト文字列、数値、値を返すネストされたフィールド値、または数式を指定することができます。 式にスペースが含まれる場合は、式を二重引用符で囲みます。
演算子
比較 演算子。 演算子の前後にスペースを挿入します。
演算子 |
説明 |
= |
等しい |
<> |
等しくない |
> |
より大きい |
< |
より小さい |
>= |
以上 |
<= |
以下 |
注: 比較演算子が = (等しい) または <> (等しくない) の場合は、1 文字を表す半角の疑問符 (?) や文字列を表す半角のアスタリスク (*) を式 2 に指定できます。 式が文字列として比較されるようにするには、式の前後を半角の二重引用符 (") で囲みます。 式 2 でアスタリスクを使用する場合、式 1 のチェックは、式 2 のアスタリスクと同じ位置にある文字から半角 128 文字 (全角 64 文字) まで行われます。
例
差し込み印刷のメイン文書に次の例の IF フィールドが挿入されているとします。 各データ レコードが結合されると、Compare フィールドは CustomerNumber および CustomerRating データ フィールドを検証します。 少なくとも 1 つのデータ フィールドが低い信用度を示す場合 =(式) フィールドの OR 関数が値 "1" (True) を返し、引用符内の最初の文字列が印刷されます。
{ IF { = OR ( { COMPARE { MERGEFIELD CustomerNumber } >= 4 }, { COMPARE { MERGEFIELD CustomerRating } <= 9 } ) } = 1 "クレジットの承認不可" "クレジットの承認可"}
PostalCode データ フィールドの値が 98500 ~ 98599 の場合、次の Compare フィールドは値 "1" となります。
{ COMPARE " { MERGEFIELD PostalCode } " = "985*" }